「本の雑誌」2007年10月号

特集は「いまニッポンの文庫はどうなっているのか!」。
また、「自在眼鏡」の「初出誌より早い単行本発売の怪」に、こう書かれている。

雑誌が全国一斉発売(一部遅れる地域もあるが)できるように遠くの書店から配本されるのと違い、単行本は首都圏の大型店、ナショナルチェーンに早く届くような仕組みになっているのだ。説明すると長くなるので省くが、乱暴に言うとそうなのである。さらに雑誌は発売日協定で、早売り(前日に売ったりすること)が禁止されているが、書籍は書店に入荷した先から店頭に並べていい。

本の雑誌」は、決まった発売日があるようでない(10日前後くらいに発売)ので、入荷が早い店から並べられる*1。今月発売号の「本の雑誌」、ホームページに取次搬入は10日となっていたから、神保町か新宿の紀伊国屋ジュンク堂に行けばあると思い、行ってみたら、きちんと並べられていた。
また、書籍、文庫を早く手に取りたいときは、神保町なら三省堂か書泉がいい。

*1:発売日協定を意図的に破っているわけではないのだろうけど、6日や19日など発売日が覚えづらい雑誌も、書店で早く並べられることが多い。「●イゾー」とか。また、駅売店では、なぜか新聞社系の週刊誌が通常の発売日よりも早く販売されることが多い(場合によっては、火曜発売の週刊誌がその前の週の土曜日に販売されていたりすることも)。これはたぶん流通の関係で、駅売店には書店よりも早く配本されるからだろう。