新書

岩波新書 4月20日発売
■『紙芝居は楽しいぞ!』鈴木常勝 882円ISBN:9784005005635
ドキドキわくわくの冒険活劇や悲劇、怪奇もの。善悪虚実が渦巻く街頭紙芝居の魅力とは。
■『アラビアンナイト 文明のはざまに生まれた物語』西尾哲夫 819円ISBN:9784004310716
まぼろしの「原典」探し、「偽写本」の捏造など、成立から翻訳・受容の過程での物語集の変貌をたどる。
■『少子社会日本 もうひとつの格差のゆくえ』山田昌弘 777円ISBN:9784004310709
少子化はなぜ深刻化したのか。経済状況や恋愛・結婚観の変容を分析することで、決定的な理由を探り出す。
■『親米と反米 戦後日本の政治的無意識』吉見俊哉 819円ISBN:9784004310693
われわれはいかにして「アメリカ」を内在化してきたのか。そのくびきを超えていく視座は獲得できるのか。
■『大正デモクラシー成田龍一 819円ISBN:9784004310457
日比谷焼打ち事件から満州事変前夜までの25年をたどり、「帝国のデモクラシー」のありようを描く。

『親米と反米』、『大正デモクラシー』、こういうのがあってこそ岩波新書だよ。

『官僚とメディア』魚住昭 角川グループパブリッシング 4月10日 税込価格:756円ISBN:9784047100893
なぜメディアは暴走する官僚組織の支配に屈するのか。独自取材で驚くべき真実が明らかに。メディアと官僚の癒着は、ここまで進んでいる。

護憲派の一分』土井たか子佐高信 角川グループパブリッシング 4月10日 税込価格:756円ISBN:9784047100947
辛口評論家と護憲派きっての論客が、勢いづく「改憲」の風潮に対し異議を申し立てる。なぜ憲法9条にこだわるのか。

護憲派にこそ、「品格」が必要。

新潮新書 4月16日発売
『本能の力』戸塚宏 714円ISBN:9784106102127
体罰は善である」「脳幹を鍛えよ」建前論を拝し、安易な復古主義にも与せずに作り上げた戸塚理論の精髄。

勢いある出版社は違うねぇ。フツー出さないよ、戸塚ヨットの本・・・

中公新書ラクレ 4月10日発売
■『大学受験の戦後史 受験地獄から全入時代へ』中井浩一 税込価格:793円ISBN:9784121502438
優秀な学生が集まる大学と、学生に「来ていただく」大学との格差拡大が始まった。迷走を重ねてきた大学入試制度、その問題点を衝く。

■『日韓つっぱり力』渡部昌平 756円ISBN:9784121502414
お互いにうやむやにせず、主張しあったほうが理解しあえる。「つきあいきれない」韓国人と日本人がつきあうための秘訣満載の本。

『日韓つっぱり力』の著者、名前のせいでいろいろと誤解され、苦労してきたんだろうな…

●文春新書 4月20日発売
■『乾隆帝 その政治の図像学中野美代子 809円ISBN:9784166605675
清は満州族の王朝。圧倒的多数の漢民族を支配するために美術、建築、文学と英知を総結集。中国史上最高の名君の実像と虚像を解析。
■『斎藤佑樹くんと日本人』中野翠 788円ISBN:9784166605682
老若男女を問わず湧き起こった「ハンカチ王子」ブーム。日本人は斎藤くんの姿と態度に、失われた古きよき日本の美しい復活を見た。

■『昭和史入門』保阪正康 777円ISBN:9784166605644
昭和という時代の芯は昭和天皇の存在と戦争体験の2つである。64年を3期に分かち、頭と身体で激動の時代を理解する画期的書。

乾隆帝』、 中公っぽい。『斉藤祐樹くんと日本人』、これは書き下ろしかな?