本やタウンから 文芸書

『悪人』吉田修一
朝日新聞社 4月6日 税込価格:1,890円 ISBN:9784022502728
殺人を犯した男と、彼の逃避行に付き添う女。揺れ動く2人の純愛劇と家族、友人たちの思いを静謐な筆致で描く傑作長編。

『どれだけ読めば、気がすむの?』豊崎由美
アスペクト 3月27日 税込価格:1,680円 ISBN:9784757213586
辛口書評家・トヨザキ社長の「闘う書評」集、第2弾。膨大な読書量に裏打ちされた批評眼と、歯に衣を着せぬ物言いが痛快至極。

どれだけ書けば、気がすむの?

『百歳の人 魔術師』オノレ・ド・バルザック著/私市保彦
水声社 3月下旬 税込価格:3,150円 ISBN:9784891766368
あまり知られていない、バルザックの幻想・怪奇小説のシリーズ。若き天才将軍の生涯につきまとう、不吉な老人の正体は。

『めぐらし屋』堀江敏幸 毎日新聞社 4月下旬 税込価格:1,575円 ISBN:9784620107110
会社勤めを続けながら、ひとり静かに暮らす蕗子さん。ある日父の遺品の中から「めぐらし屋」と題したノートを見つける。