気になる2月刊行予定の文庫 本やタウンから
●日本経済新聞出版社 日経ビジネス人文庫 2月1日発売
『孤高の画人 私の履歴書』熊谷守一中川一政ほか 1,260円
『経済論戦は甦る』竹森俊平 945円
『孤高の画人』は講談社文芸文庫に、『経済論戦は甦る』は講談社学術文庫でもちくま学芸文庫にでも岩波現代文庫に入ってもおかしくない作品だと思う。今までバカにしていてゴメンね、日経の出版部門。
●河出文庫 2月2日発売
『寄席放浪記』色川武大 924円
『裁判狂時代』阿曽山大噴火 714円
『アーノルド』本秀康 588円
『須賀敦子全集(6)』須賀敦子 998円
河出文庫も、ちくまっぽいね。
●朝日文庫 2月7日発売
『日本ノ霊異ナ話』伊藤比呂美 441円
『老子までの道』加島祥造 420円
『サブカルチャー文学論』大塚英志 1,575円
2月の朝日文庫、ちくまっぽいね。
大和書房 だいわ文庫
ふたつの戦後と日本 姜 尚中 800 10
●ちくま文庫 2月7日発売
『昭和史探索(3)一九二六−四五』半藤一利 924円
『石川淳コレクション 石川淳長篇小説選(1) 石川淳、菅野昭正 1,575円
『増補 司馬遼太郎の「場所」』松本健一 798円
『<増補>サブカルチャー神話解体』宮台真司、石原英樹ほか 1,260円
『分別と多感』ジェイン・オースティン、中野康司 1,575円
●ちくま学芸文庫
『物質と記憶』アンリ・ベルクソン、合田正人ほか 1,365円
『北一輝』渡辺京二 1,365円
『中世賤民の宇宙 ヨーロッパ原点への旅』阿部謹也 1,365円
『思考の用語辞典 生きた哲学のために』中山元 1,365円
筑摩書房、2月なのに飛ばしすぎ。
●講談社学術文庫 2月8日発売
『顔の文化誌』村澤博人 価格未定
『お雇い外国人』梅渓昇 価格未定
●講談社文芸文庫 2月9日発売
『新しい人よ眼ざめよ 大江健三郎 1,470円
『日本の童話名作選 戦後篇 講談社文芸文庫 1,365円
『若い荒地 田村隆一 1,470円
●光文社文庫 2月8日発売
『トリップ』角田光代 価格未定
『赤江瀑短編傑作選〈恋愛官能〉編 禽獣の門(仮)』赤江瀑 価格未定
●光文社 古典新訳文庫 2月8日発売
『カラマーゾフの兄弟(3)』ドストエフスキー、亀山郁夫 価格未定
『恐るべき子供たち』コクトー、中条省平 価格未定
光文社、知恵の森文庫、最近。。。
これ、ちくま文庫に入ってほしかった。それに幻冬舎から出すとしたら、「アウトロー文庫」のほうでしょう、内容からして。
●文春文庫 2月9日発売
『どぜうの丸かじり』東海林さだお 510円
『ヘル』筒井康隆 410円
『暁のひかり〈新装版〉』藤沢周平 540円
『名人志ん生、そして志ん朝』小林信彦 470円
『わたしのひとり暮らし手帖安心・快適・健康な毎日にする52のコツ』岸本葉子 570円
『FBIフーバー長官の呪い』マルク・デュガン
小林信彦、朝日選書の方はどうなってしまうのだろう?
●岩波現代文庫 2月16日発売
『新宗教』村上重良 1,050円
『近代日本人の宗教意識』山折哲雄 1,155円
『いじめ自殺12人の親の証言』鎌田慧 1,050円
『いじめの記号論』山口昌男 1,050円
●岩波書店 岩波文庫
『倫理学(二)』和辻哲郎 987円
『自省録 マルクス・アウレーリウス、神谷美恵子 735円
『サミング・アップ』モーム、行方昭夫 903円
『阿片常用者の告白 ド・クインシー、野島秀勝 630円
『夜の来訪者』プリーストリー、安藤貞雄 588円
『読書という体験』岩波文庫編集部 693円
『岩波文庫の80年』岩波文庫編集部 1,050円
『文学論(上)』夏目漱石 903円
妙に(現代性ではなくて)現在性を意識している感じがする岩波現代文庫よりも、岩波文庫の方がずっといいね。
副業?の「暮らしの手帖」編集長の方はどうなんでしょう?
さそうあきら作品にハズレなし。
●中央公論新社 中公文庫BIBLIO
『外交官の一生』石射猪太郎 1,400
中公さん、手に入りやすいものばかり復刊してどうする。
●新潮文庫 2月28日発売
『秘密の花園』三浦しをん 460円
『エトロフの恋』島田雅彦 420円
『恋愛小説』新潮社編 420円
『中学生小説叢書(1)』北上次郎 540円
『ロリヰタ。』嶽本野ばら 420円
『食べる女』筒井ともみ 460円
『 ジャンピング☆ベイビー 野中柊 380円
『明治天皇(1、2)』ドナルド・キーン、角地幸男 740円
嶽本、筒井、野中って、まるで今後の直木賞受賞作家狙いのラインナップ。
●角川書店発行 角川グループパブリッシング 角川文庫
『ツ、イ、ラ、ク』姫野カオルコ 735円
角川文庫、最近、調子よくなさそうだけど、どーなの(ダ・ヴィンチ・コードの在庫本はどーなったのか)。