新潮文庫から新しい雑誌が出る、そうです。

大学のゼミ指導教授から、後輩向けに参考文献案内をしてほしいとの依頼。
文献案内をしたり、書誌をつくったりするのは楽しいし、勉強になるので、喜んで引き受ける。

退勤後、ジュンク堂池袋本店へ。
新宿の紀伊国屋でもジュンクでもよかったのだけれど、きっとこの時間に行っても閉店ギリギリ。渋谷のブックファーストでもいいけれど、渋谷って気分じゃないので、池袋へ。

そして殺人者は野に放たれる (新潮文庫)

そして殺人者は野に放たれる (新潮文庫)

小津安二郎文壇交遊録 (中公新書)

小津安二郎文壇交遊録 (中公新書)

パンク侍、斬られて候 (角川文庫)

パンク侍、斬られて候 (角川文庫)

一瞬の風になれ 第三部 -ドン-

一瞬の風になれ 第三部 -ドン-

文藝ガーリッシュ 素敵な本に選ばれたくて。

文藝ガーリッシュ 素敵な本に選ばれたくて。

丸山眞男回顧談 下』岩波書店 2006年10月刊
別冊「本」RATIO 02

別冊「本」RATIO 02

彷書月刊』2006年11月号

「RATIO」2号(目次はこちら→http://shop.kodansha.jp/bc/books/ratio2/index.html
これ、1号目より売れそうにない(というのはホメ言葉でもある)。
キャッチコピーが「あらゆる問題を根本から考え直す新本格派の思想誌!」。
新本格って、ミステリ小説じゃないんだから…。で、新のつかない「本格派の思想誌」って何?
岩波書店の「思想」?

千野帽子『文藝ガーリッシュ』、東京新聞夕刊連載をまとめたもの(いま、第二期の連載中)。これ、いいっすよ(獅子文六小沼丹犬養道子久世光彦舞城王太郎森茉莉室生犀星金井美恵子久坂葉子……の本を取り上げている)。装丁もいい。
近刊『文学少女の友』(青土社)が愉しみ。


彷書月刊」、坪内祐三×亀和田武トークショー「抄録」となっているが、全然「抄録」じゃない。


文庫になるペースが早い。すなわち、それだけ本の「消費」速度が速くなっている。足が速くなっている。単行本刊行から少なくとも3年間は寝かせてほしい。新潮文庫をはじめとして、対前年度の売上を超えさせる(結構、出版社ってのもフツーの会社で、「対前年度」の数字を気にするんですよ)ために、何でもかんでも文庫化しようとするのは如何なものか。
新潮文庫、今月は、櫻井よしこ『改革の虚像』、柳田邦男『「人生の答」の出し方』、森達也下山事件』、河合香織セックスボランティア』、塚本宇兵『「指紋の神様」の事件簿』、瀬尾まいこ『天国はまだ遠く』、ナボコフ若島正訳)『ロリータ』が気になるが、これはまたあとで。

また、新潮文庫、今月の新刊ビラに

「読書好き」なアナタへ――
新潮文庫から
新しい雑誌が出ます。
yomyom
12月7日創刊!

誌名が「ヨムヨム」って、なんだか某チェーン書店のようだが、ちょっと気になる。


帰宅後、テレビをつけると、TBS「嫌われ松子の一生」。
松子が自殺未遂、そしてトルコ風呂で働くことを決意するシーンから見る。
毎週毎週見ていていうのもなんだけれど、コレ、昼ドラでやるべき。そういや、TBS木曜夜10時は「週末婚」とか、「夜の昼ドラ枠」なのだった。


いつのまにか、「ニュース23」がはじまっている。
スポーツコーナーで、キャスターだかなんだかが「日ハム優勝の立役者は新庄です!」というようなことを発言していた。
確かに新庄はチームのムードメーカーだったように思うけれど、こういう報道の仕方はどーなのか。ネタにしやすいものだけを取り上げ、それ以外はまるでなかったことのように「報道」するのは、如何なものか。
「報道」も「ドラマ」もダメなTBS、これからどうするつもりか。