本やタウンから 6月発売の気になる文庫

文藝春秋 文春文庫  6月9日発売
お言葉ですが…7 漢字語源の筋ちがい』高島俊男 650円

文庫版はずっと出し続けてくれ。

文藝春秋 文春文庫 6月9日発売
『子どもは判ってくれない』内田樹 600円

子どもは判ってくれない

子どもは判ってくれない

文藝春秋 文春文庫PLUS
『自暴自伝』村上“ポンタ”秀一 620円
自暴自伝――ポンタの一九七二→二〇〇三

自暴自伝――ポンタの一九七二→二〇〇三

文春の文庫化する基準がよくわからない。近田春夫『考えるヒット』や中野翠『満月雑記帳』シリーズが文庫化されなかったのに、(単行本の売上ではさほど変わらないと思われる)内田樹や『自暴自伝』を文庫化するとは。

●新潮社 新潮文庫6月28日発売
『ごくらくちんみ』 杉浦日向子420円

ごくらくちんみ

ごくらくちんみ

『4時のオヤツ』杉浦日向子 460円
4時のオヤツ

4時のオヤツ

お江戸でござる杉浦日向子 420円

杉浦日向子祭り。新潮文庫、ここ数年ブームを仕掛けようとすることが多い(伊丹十三内田百輭山口瞳)。まぁ読者にとってはありがたいが。

●新潮社 新潮文庫
『冷血』トルーマン・カポーティ、佐々田雅子 940円

冷血

冷血

冷血 (新潮文庫 赤 95C)

冷血 (新潮文庫 赤 95C)

ちょ待てよ! 佐々田雅子訳って去年出たばかりじゃないっすか(まだ積読中…)。

小学館 小学館文庫 6月6日発売
『死日記』桂望実 580円

死日記

死日記

桂望実、近い将来直木賞候補になるはず。こういう本は、文庫を月刊誌のようにしか考えていない文庫から出さないほうがいいように思う。

角川書店 角川文庫 6月24日発売
『バッテリー(5)』あさのあつこ 500円

バッテリー〈5〉 (教育画劇の創作文学)

バッテリー〈5〉 (教育画劇の創作文学)

この本ね、もうちょっと早く文庫化されたらもっと売れたのに。ハリポタ最新刊が出たあとだと、中学生は買わないぞ。

角川書店 角川文庫  6月24日発売
『DIVE!!(上)』森絵都 580円
『DIVE!!(下)』森絵都 580円

DIVE!!(1) 前宙返り3回半抱え型

DIVE!!(1) 前宙返り3回半抱え型

DIVE!!(2) スワンダイブ

DIVE!!(2) スワンダイブ

DIVE!!(3) SSスペシャル’99

DIVE!!(3) SSスペシャル’99

DIVE!!(4) コンクリートドラゴン

DIVE!!(4) コンクリートドラゴン

ポプラ社、こういう大人も読める児童文学作品を収録した文庫を創刊すればいいのに。いまどきの角川文庫は…。

講談社 講談社文芸文庫 6月10日発売
『もぐら随筆』川崎長太郎 1,365円

もぐら随筆 (講談社文芸文庫)

もぐら随筆 (講談社文芸文庫)

三島由紀夫文学論集(3)』三島由紀夫虫明亜呂無 1,365円

講談社文芸文庫、絶版品切れしないように、細く長く続けてほしい。