『ヤバい経済学』

ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する

ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する

本書15〜16ページ

経済学は世の中が実際にはどうなのかを表している。経済学は他にも増して、計測の学問である。経済学は非常に強力で柔軟な手法を取り揃えているので、情報の山をかきわけ、何らかの要因一つや要因全体が及ぼす影響をちゃんと探り当てることができる。結局、それが「経済」というものだ――雇用や不動産や銀行や投資に関する情報の山が経済だ。でも、経済学の手法はそんなことにだけ使えるわけじゃなく、もっと――そういう「面白い」ことにも使えるのだ。

経済学の手法――と著者がここでいっているのは、おそらく、データを論理で読み解いていくという手法――は、経済学に限らず、社会科学すべてに通じる(言うまでもないが)。
この本、光文社新書だったら、50万部くらい売れたかもしれない。