サラリーマン化する私…。

働き始めて間もない(働いているといえるのか疑問ではある)が、自分がどんどんサラリーマン化している気がする。新聞や週刊誌は読んでいるものの、本はほとんど読めない。通勤電車は混んでいて、本はまず読めない(文庫や版型の小さい雑誌は、かろうじて読める)。
それでもまぁ会社の行き帰りに本屋に寄る。
行きに、

論座」5月号 特集「検証『保守論壇』『諸君!』それでも『正論』か」
ダ・カーポ」4月19日号

論座」、坪内祐三「雑読系」連載最終回。
特集の扉に「『保守』と称する諸君! それでも正論ですか?」とあるが、この手の批判したって面白くない。まぁ西部邁八木秀次「激論 異世代『保守』言論人 われわれの思想はどこへ?」が目玉といえば目玉か(「朝日新聞に関する発言には異論のある部分もありますが、そのまま掲載します(編集部)」と記事タイトル横にあった。じゃ、あれか? 編集部が「異論」のある「朝日新聞に関する発言」は、通常、「そのまま掲載」しないのかと皮肉りたくなる)。
また、小田嶋隆「価格往来」連載開始。


帰りに本屋に寄ると、リリー・フランキー『東京タワー』に、本屋大賞の帯がかけられていた。

本屋大賞http://www.hontai.jp/
伊坂幸太郎、『死神の精度』『魔王』の票を足せば得票293点と、僅差でリリーをやぶったのに…。


この賞の設立経緯は…

商品である本と、顧客である読者を最も知る立場にいる書店員が、売れる本を作っていく、出版業界に新しい流れをつくる、しいては出版業界を現場から盛り上げていけないかと考え、同賞を発案しました。

「売れる本を作っていく」はずの本屋大賞、もう十分に売れている本にあげる必要はないんじゃないかと思うんですが……。