[新刊・近刊」本やタウンから

魔法使いの弟子』鈴木創士
現代思潮新社 4月中旬 2,520円
■フランス文学者・作家である著者による初めてのエッセイ集。プルーストアルトーなどをめぐる、かつて誰も読んだことのない斬新な批評。

早稲田に「魔法使いの弟子」という小さなレストランがあったっけ。

『ルート350』古川日出男
講談社 4月15日 1,575円
■ルート上の圧倒的なストーリー世界が、心を捉えて放さない。到達するのはスタート地点。「小説現代」掲載作品ほか、8編を収録。

これ、直木賞候補になるのでは。

『クー・クラックス・クラン 革命とロマンス』トマス・ディクソン・ジュニア
水声社 4月10日 5,250円
1860年アメリカ、南北戦争後の混乱の南部に暗躍する秘密結社「クー・クラックス・クラン」の物語。映画「国民の創生」原作。

シブイねぇ。さすが水声社

『本の遠近法』高階秀爾
新書館 4月下旬 1,890円
古今東西の芸術をめぐって書かれたさまざまな本を、美術史の大家がまったく新たな視点のもとに再配列する。目から鱗のエッセイ集。

古きよき時代の岩波新書青版『名画を見る眼』の高階の本だから、面白いはず。

『崩路』篠崎博
三一書房 4月中旬 1,890円
■登山家・由木がカラコルムのK2、そしてアンデス山塊に挑み、氷雪の地で体験した恐怖とは。シナリオ界の重鎮が描く、本格山岳小説。

三一書房、新刊出せるくらいまで復活したんだ。。。

ビリー・ワイルダー』シャーロット・チャンドラー著/古賀弥生訳
アルファベータ 4月15日 3,360円
映画監督ワイルダー自身のユーモア溢れる語りと、関係者への取材で構成する「もっとも自伝に近い評伝」。

ワイルダーの「もっとも自伝に近い評伝」なら、つまらないわけはない。唯一気になるのは、版元…
レファ本

『世界政治家人名事典 20世紀以降』日外アソシエーツ
紀伊國屋書店 4月20日 10,290円
孫文レーニンから現代の各国首脳まで、世界の国・地域の政治家2,700人を収録。詳細なプロフィールと伝記文献情報を掲載。

「人喰い大統領」のアミンも載っているのかな?

『追悼記事索引 1991-2005』紀田順一郎監修/日外アソシエーツ
紀伊國屋書店 4月20日 33,600円
司馬遼太郎武満徹など、最近15年間に物故した5,698人の追悼記事総索引。新聞・雑誌などに掲載された追悼文・記事を収録。

『TVのそばに一冊 エッセンシャルアトラス 日本・世界3訂版』帝国書院編集部編
帝国書院 4月7日 1,155円
■地名はすべて平成の市町村合併に対応した地名に変更済。お手頃価格で、しかも日本と世界をまるごとこの1冊に収録。

帝国書院の地図にしては安い。地図ブームのおかげか

●社会

『アップル・コンフィデンシャル2.0 栄光と挫折の30年(上)』オーウェン・W・リンツメイヤー著/林 信行著
アスペクト 4月27日 1,680円
■アップル・コンピュータの30年を振り返る企業ドキュメンタリー。『下巻』同時刊。

企業のドキュメントものってハズレが多いよーな…

『挑戦!20代起業の必勝ルール』藤末健三
河出書房新社 4月10日 1,470円
■東大助教授として指南役にあたった東大生ベンチャーの豊富な事例で、起業に成功するための知恵・技・心構え、その裏にある危険を説く。

「必勝のルール」なんてわかっていたら、会社3回も倒産しなかっただろうにね、河出さんよ。

『20代“プチ富豪”への道』1週間編集部編
講談社 4月19日 1,050円
■こうすれば起業できる。自ら起業し、35歳以下で経営者となった「プチ富豪」たちの成功の秘訣とは。藤田晋氏らの素顔にせまる。

あの東京一週間の編集部編というところが、いかにもウサンくさくていい

『ケータイ戦国時代』町田徹
講談社 4月17日 1,680円
■激変するケータイ市場に風雲児・孫正義が殴り込む。ドコモら、既存3社はどう迎え撃つか。熾烈を極める競争を活写。

講談社ってタイトルセンスないんじゃないか、と思う今日この頃。。。
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『大市民グルメ「美味し!!」』柳沢きみお
あおば出版 4月下旬 900円
■漫画「大市民」には、お金をかけない簡単グルメが満載。本書は男の簡単料理を厳選して紹介。人生を豊かにするグルメコミック