講談社BOOK倶楽部メール180号

3月16日発売
北村薫紙魚家崩壊 九つの謎』定価1,575円 
●極上のミステリ短編9編を収録。小さなきっかけから狂気にとらわれていくOLを描いた「溶けていく」、日常の謎を描く「おにぎり、ぎりぎり」、メフィスト連載の「新釈おとぎばなし」など9編。

タイトルに「紙魚」とあるだけで、つい買いたくなってしまう。

3月28日発売
橋本治『双調平家物語ノート1 権力の日本人』定価1,890円
●橋本節で語る歴史随筆。『平家物語』の世界は現代的な人ばかり。そして、支配者のあり方、皇位継承、女帝の存在…全てが現代につながっていく。詳細な系図と年表付き。

『双調平家物語』はいつまで続くのか。

3月27日発売
鈴木敏文『なぜ買わないのか なぜ買うのか』定価1,575円
●他の追随を許さないカリスマ経営者の真髄!
データ経験は何の役にも立たない。むしろ、それこそが間違いのもととなる――
日本一の小売業・7&i率いるカリスマ鈴木敏文の経営哲学を明らかにする。

鈴木敏文といえば、イトーヨーカドーのカリスマ経営者。
日垣隆「ガッキィファイター」2月21日号でこう書いていた。

たまたま今年1月にあちこちのイトーヨーカ堂を見て回る機会があったのですが、初売り日ですらガラ〜ンとしており、ウィークデーは最悪期のダイエーもかくやというほどでした。靴も服も何もかも、みな中途半端で、いったい誰が買うと思ってこんな品揃えができたのか。ある種の才能を感じます。