実家で雑誌を整理して

先週末、実家に帰省。
だいぶ売り払ったはずだが、まだまだ本や雑誌がある。
どこの図書館にも置いてあるような雑誌(月刊文春だとか週刊誌だとか)は処分できたのだが、図書館ではまず置いていない雑誌は捨てられない。松田哲夫の「頓知」、「サイゾー」、「ダークサイドJAPAN」は創刊号から揃いで持っている。「スムース」や「彷書月刊」も。「噂の真相」や「本の雑誌」という愛着がある雑誌はどうしても持っていたい。


中でも愛着があるのは、花田紀凱編集長時代の「編集会議」。ちょうど私が大学に入学するかしないかぐらいの時期(2001年3月)に新創刊された雑誌。この雑誌がなかったら、私は編集者になろうと強く思っていなかっただろうし、ましてや出版社で働くようにはならなかったはず。


また、花田時代の「マルコポーロ」が3冊出てきた(高田馬場のキノコノクニヤ書店で各冊300円ぐらいで買った)。都築響一「サルまねクリエーター天国」という連載、小林信彦中野翠の小説をめぐる対談など、いま読んでも面白い記事がいくつもある。

最終号となった1995年2月号には、江川紹子によるオウム真理教の記事があった(この号の発売日は1月17日。なのに、元日の読売新聞によるスクープ(山梨県上九一色村サリン)の裏付け取材もきっちりしている。「WiLL」でもそうだが、「マルコポーロ」のときも、月刊誌のクセに週刊誌をやろうとしたいたのだなぁ)。