3月発売予定の本 セブン&ワイから 文芸書篇

■エッセイ

松尾スズキ『厄年の街 寝言サイズの断末魔3』
2006年03月02日 1,400円(税込)
●劇団大人計画主宰としてはもちろん、TV、映画監督、執筆活動と演劇の枠を超えて活躍する話題の人物・松尾スズキ。その日常をつづった週刊SPA!の人気連載『寝言サイズの断末魔』の単行本第三弾。数え43歳は後厄、44歳は九州地方の厄年にあたる波乱の時期。悪夢的に多忙を極めたこの2年間のすべてがこの一冊に。 ※発売日が変更になりました。

クワイエットルームにようこそ』、厄年に書いたものだったから、芥川賞とれなかったんだと納得。

関川夏央『『坂の上の雲』と日本人』文藝春秋
2006年03月下旬  1,470円(税込)
司馬遼太郎の代表作、近代日本の青春を描き出した雄篇にひそむ謎を、斬新な視点、平易な語り口で解き明かす。ファンひつどくの一冊。

“ひつどく”ぐらい感じで書きなさい。

高島俊男『ちょっとヘンだぞ四字熟語 お言葉ですが…10』文藝春秋
2006年03月上旬 1,995円(税込)
●日本人の漢字コンプレックスを鋭くついた表題作をはじめ、歌、音訓の問題、文人たちの逸話など、言葉をめぐる面白エッセイが満載!

本の内容紹介、文春のものは誰が書いているのか。関川本にしろ、高島本にしろ、これじゃ買う気が。。。

松山猛松山猛最新エッセイ もう、話してもいいかな』小学館
2006年03月28日  1,890円(税込)
●『帰ってきたヨッパライ』『イムジン河』などの作詞を手がけ、近年では「スローライフ」というキーワードを最初に提唱し、独特の審美眼を感じさせるパーソナリティとして、根強い人気を持つ松山猛氏。

このところ、菊池成孔『スペインの宇宙食』、アーサー・ビナード『日本語ぽこりぽこり』などなど小学館から、いいエッセイが出てる。いったい、どうしたんだ、小学館


笑芸

志ん朝一門『よってたかって古今亭志ん朝文藝春秋
2006年03月上旬  1,500円(税込)
自分の内面を見せることがなかった古今亭志ん朝。弟子にしか見せなかった素顔を、よってたかって語り尽くした、ファン垂涎の一冊

『文藝別冊 古今亭志ん生河出書房新社
2006年03月10日  1,200円(税込)
●落語の第一人者のケッテイバン総特集。ご本人の対談、語り、川柳のほか、談志や志ん駒インタビュー、小沢昭一×矢野誠一対談など。

出版界では、いまも落語ブームは続いているが……。


■タレント本

日本経済新聞社編『古瀬絵理藤沢久美のいちばんやさしい投資信託日本経済新聞社
2006年03月上旬  1,000円(税込)
●平成15年10月から郵便局での販売もはじまり、残高はバブル期にせまるほど個人投資家の人気が高まっている投資信託。本書は投信解説の第一人者・藤沢氏と、タレント古瀬絵理が共演し、投信の話をシンプルに展開します。【主要目次】第1章 そもそも投資信託ってどんなもの?/第2章 投資信託はどこでどうやって買う?/第3章 投資する銘柄はどうやって選ぶ?/第4章 投資信託を買った後はどうすればいいの?/第5章 さあ、ネットで投資信託を買ってみよう!

もう誰もスイカップを覚えていない。。。

華原朋美 写真集 限定豪華BOX』ワニブックス
2006年03月中旬 7,000円(税込)
●大好評の「crystallize」に続き、特典てんこ盛りの豪華BOXが2006年2月ついに登場! A4ワイド写真集&撮り下ろしDVDに加え、朋ちゃんデザインの「×××××」が特別付録につくという注目必至の1冊です。もちろん未公開カット満載。よりセクシーでかわいい朋ちゃんにご期待ください。
※こちらの商品は数に限りがございます。確実に手に入れたい方はお早めにご予約下さい。
※画像はイメージです。実際の商品と異なる場合がございます。 ※発売日が変更になりました。

“限定”にしてもしなくても売れ……。「お早めにご予約」しなくても、確実に手に入るんじゃ……。

安住紳一郎『局アナ 安住紳一郎小学館
2006年03月23日  1,000円(税込)
●男性アナウンサー人気NO.1!安住紳一郎の初エッセイ集。「ぴったんこカンカン」や「キンヨウビのスマたちへ」で見せる毒舌の裏にある、気弱で繊細な一面が素直に綴られている一サラリーマンの初エッセイ集。

2年ぐらい前にコンパで安住アナと会ったという●●女子大の学生は「強気で自己チュー」といってたっけ。

高田純次『適当論』ソフトバンククリエイティブ
2006年03月中旬  735円(税込)
●発言の「適当さ」「無責任さ」が魅力となり、一般視聴者はもちろん、各界の著名人にもファンの多い高田純次。ヤクルトの古田敦也は「50歳を過ぎたら俺は高田純次になる」とまで言い切った。なぜ人々は彼に憧れるのか?そのキーワードは「適当」と言われながらも、嫌われず、人を惹きつける適当さである。彼の発言や半生から、彼の思考をトレースし、適当に、かつ楽しく生きる方法を学ぶ。世知辛い現代に生きる人々へ贈る、本当の「生き方上手」。

ヤクルトの古田は、9年後、高田純次になっているのか……。古田、監督にして大丈夫だったのか。

『音楽誌が書かないJ−POP批評 平井堅(仮)』宝島社
2006年03月28日  1,200円(税込)

「音楽誌が書かない」平井堅なら、当然あの疑惑についても……。

『超像大全 HJ特製オリジナルフィギュア付き』ホビージャパン
2006年03月下旬  3,000円(税込)
●『キン肉マン』『銀河鉄道999』『あしたのジョー』『タイガーマスク』など、大人気作品をハイクォリティな造形でフィギュア化し、大好評を得ている「超像」シリーズ。その初期シリーズから最新シリーズまで、全てを網羅したカタログブックが登場!各シリーズの詳細なビジュアル、データと共に、原型師インタビュー、原作者インタビュー、造形の元となった未公開ラフ画の掲載など、「超像」シリーズの魅力を多角的に徹底解説。特典として、他では手に入らない本書特製「超像革命」オリジナルフィギュア1体付き。通常のものとどこがどう違うのか?詳細は情報が入り次第更新いたします。

この本、誰が買うのか。


■スポーツ

吉田豪/スーパーバイザー 『プロレス・格闘技 超「異人」伝』洋泉社
2006年03月中旬  1,470円(税込)
●リングの上が面白い人は、リングの外でも面白い!! 特別対談 菊池成孔VS吉田豪大槻ケンヂが語る驚異の武術列伝 ほか
【主な登場人物】アントニオ猪木 絶頂期だった新日本プロレスを倒産の危機に追い込んだバイオベンチャー「アントン・ハイセル」から今なお投資を続ける「永久機関」まで、猪木流超絶サイドビジネス伝/佐山聡 スーパースターから理論派格闘家への転進、そして強烈な右翼思想を持つに至った天才の思想史 ほか

これはメチャメチャ豪華。プロレス好きじゃないけれど、買いたい。

冬木薫『橋本真也の遺言』双葉社
2006年03月上旬  1,680円(税込)
●今年7月に40歳の若さで急死したプロレスラー橋本真也。彼の婚約者・冬木薫さんが、橋本との出会いから死の真相、そして橋本と全日本プロレスとの本当の関係、猪木、小川、三沢との仲など、プロレスファンなら涙なくしては読めない衝撃の事実を明かす。

婚約者とはいえ、冬木さんは、「橋本と全日本プロレスとの本当の関係」をどこまで知っていたのか。


■回想モノ

永六輔/著 大竹省二/写真
『赤坂檜町テキサスハウス』朝日新聞社
2006年03月07日  1,575円(税込)
●まだ焼け跡が残る時代、東京・檜町にテキサスハウスと呼ばれるアパートがあった。そこには写真家の大竹省二はじめ女優の草笛光子ジャズ歌手笈田敏夫など戦後の芸能史を飾った錚々たる顔ぶれが住んでいた。当時、放送界で仕事を始めたばかりでこのアパートに出入りしていたのが永六輔。いま、大竹省二の写真とともに、熱気に満ちた「夢多き時代」を振り返る。

三遊亭金馬『金馬のいななき』
2006年03月07日  1,890円(税込)
●現役の落語家では最長高座歴の四代目金馬。昭和16年、下町の少年が12歳で先代金馬に入門、戦後、TV草創期に江戸家猫八、一龍斎貞鳳と「お笑い三人組」で一躍人気者に。戦前・戦中・戦後と、身近で見たきら星のごとき名人を語り、円生離脱の落語協会分裂秘話を涙で語る。芸歴65年、喜寿を機に「芸人、売れなきゃいけません」「好きなことを続けられてよかった」と、いまだから語り下ろす昭和の演芸噺(はなし)。

都築政昭『黒澤明と「七人の侍」』朝日新聞社
2006年03月07日 683円(税込)
日本映画史上の最高傑作と称賛される「七人の侍」を、豊富な資料をもとに、制作プロセスを忠実に再現し徹底検証。生前、監督本人が折に触れて語った創作秘話をベースに、その企画から完成までを、活気に満ちた現場の臨場感たっぷりに綴ります。当時のスタッフらによるエピソードや資料、貴重なメイキング写真など見どころ満載、公開から半世紀を経ても色あせることのない映画美に迫るドキュメントです。

回想ものをこういっぱい出すくらいなら、「値段史年表」シリーズとかも復刊してくれ(ついでに「朝日ジャーナル」も)。


■ビジネス書、ハウツー本

岡留安則『クレーム対応の真相』ソフタバンククリエイティブ
2006年03月中旬  735円(税込)
●「内容証明対策のプロ」を自称する著者が、ビジネスパーソンにクレーム対応の心得を説く!岡留安則、初のビジネス書(!?)休刊から2年、今だから明かせる「噂の真相」のクレーム対応の舞台裏。これを読めば、あなたのトラブルシューティング偏差値がグングン上がる!

「新宿ノー天気ゲリラ」を自称する著者初のビジネス書って、どうなの?

樋口裕一『頭がいい人、悪い人の口ぐせ』PHP研究所
2006年03月中旬  756円(税込)
●コミュニケーションのなかで、無意識のうちについ出てしまう「口ぐせ」。会議のプレゼンや営業トークなどの公式の場から、酒場や家族の団欒の場まで、シチュエーションは様々。つい言ってしまう口ぐせのパターンに、その人の知性、性格が現われている。いつも否定的な人、言い訳がましい人、カチンとくる一言、なぜか異性にもてる人の口ぐせなど、数々の事例をあげながら風刺をこめて綴る。

この次は『頭がいい人、悪い人の見た目』とか出るのかな。でも、樋口さんって頭良さそうに…


■ノンフィクション、ジャーナリズム関連

猪瀬直樹猪瀬直樹 コンバ 道路公団民営化わが闘争』小学館
2006年03月01日  1,470円(税込)
小泉改革の象徴でもある道路公団民営化、その内側では壮絶な「闘い」が繰り広げられていた。民営化直前には副総裁の逮捕にまで発展。民営化委員として改革の先陣を走ってきた猪瀬直樹氏が総括する迫真のノンフィクション

タイトルが凄い(コンバって何だ?)。 「わが闘争」って、猪瀬直樹ヒトラーのつもりなのかな。
どーでもいいが、ここ数年の猪瀬直樹、小中学生時代の友達の父親(土建屋の社長)にそっくり。

小林弘忠『逃亡 80年目の告白録(仮)』毎日新聞社
2006年03月下旬  1,890円(税込)
●見習士官としてアメリカ兵を処刑した佐田野修は3年半の逃亡の後、横浜裁判最後の被告となった。手記をもとに軍部の狂気と逃亡生活を描く。

この事件の本を出すなら、元毎日新聞政治部記者の西山太吉による『幽閉 外務省機密漏洩事件(沖縄密約事件)から35年目の告白録』も出してくれ。

『写真と地図で読む! 知られざる軍都・東京(仮)』洋泉社
2006年03月中旬  1,050円(税込)
●軍都東京はこうしてつくられてきた! 
【主な内容】軍都・東京の生き証人たち 第二海保/靖国神社・軍人会館/記念館三笠/猿島要塞/富津陸軍技術研究所試験場/秋水特殊地下壕/近衛師団司令部庁舎/ 軍部の残像 東京23区中央部 ほか

面白いネタだけど、どういうふうに料理されるんだろう...

カレル・ヴァン・ウォルフレン、ベンジャミン・フルフォード
『幸せを奪われた「働き蟻国家」日本』徳間書店
2006年03月20日 1,575円(税込)
●『人間を幸福にしない日本というシステム』や『泥棒国家』等のベストセラーをもつ二人のジャーナリストの共著!

ウォルフレンにフルォード!もう陰謀論ファンには、嬉しくってたまらない。

佐藤優/著 大川周明/原作『日米開戦の真実 歴史から消された大川周明著『米英東亜侵略史』』小学館
2006年04月03日  1,680円(税込)
●日本はなぜ対米開戦に踏み切ったのか―その問いに答えた戦時中のベストセラー『米英東亜侵略史』を「外務省のラスプーチン」と呼ばれ『国家の罠』の著者もある佐藤優・前主任分析官が読み解く。

大川周明/原作〉はないだろ、「原作」は。佐藤優はマンガ家か。

窪田順生『14階段 検証新潟少女9年2か月監禁事件』小学館
2006年04月04日  1,575円(税込)
●第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞した本作品は、その異常さからいまだに人々の心にも残っているであろう「新潟少女監禁事件」について、はじめて真相に迫ったというべき取材記録です。

小学館には悪いけど、この本、新潮社から出したら、売れると思う。

片野ゆか『愛犬王 平岩米吉伝』小学館
2006年04月04日  1,680円(税込)
●第12回小学館ノンフィクション大賞受賞作品。昭和初期から犬と狼の生態の研究に尽力した民間の大学者の驚くべき生涯を描く本格評伝。

小学館には悪いけど、この本、タイトル変えて岩波書店あたりから出したら、売れると思う。
別冊宝島

『ザ・在日特権(仮)』宝島社
2006年03月18日  900円(税込)

宝島、喧嘩売るのが大好きなんだね。

『日本を動かす巨大組織のウラ側(仮)』 宝島社
2006年03月28日 1,050円(税込)

宝島、D通にまで喧嘩売る気かしら。