今週買った古本
●千葉県柏市・太平書林にて
700円。
内容は、『雑誌記者』、『歴史好き』『編集者の発言』、『ジャーナリズムの現場』からの抜粋。
福田和也と坪内祐三の「SPA!」連載対談「暴論 これでいいのだ!!」で、“虚人怪人
”な興行師・康芳夫がゲストだったとき、康が「池島信平は湯島のラブホテルで云々」と何度も発言していたっけ(と、池島信平の本を手に取るたびに思い出す……)。
250円。2冊目。
中公文庫だけじゃなくて、中公新書のこういう本も復刊してくれ。
330円。
このところ、中央線沿線の古本屋で何度も出会った(だが、値段がチョイト高かった)。
これは私に買えといっているのだな、と解釈。値段が手ごろだったので購入。
『「週刊朝日」の昭和史 第二巻 昭和20年代』朝日新聞社 1989年11月刊
『「週刊朝日」の昭和史 第五巻 昭和50〜60年代』朝日新聞社 1990年7月刊
ともに450円。
2100円。
パラフィン紙の上にセロハンのカバーがかけられていた(相当大切に扱われていたのだろう)。
「小林信彦 自身が語る創作の秘密」という帯がついていては、買わないわけにはいかない。
またこの本には、「白夜書房●出版目録 '84年11月」が挟まっていた。
そこにはたとえば、こういう書名が並んでいる。
イタロ・カルヴィーノ『蜘蛛の巣の小道』
平野威馬『枠外の人々』〔南方熊楠、宮武外骨、井上円了など「枠内におさまりきらず、自由奔放にその生涯を送った奇妙な人々を活写する!〕
小島信夫・沼田陽一『この結婚は救えるか』
中田耕治編『娼婦へのレクイエム』〔娼婦小説アンソロジー〕
竹中労編『ビートルズ・レポート』
この頃の白夜書房は、「写真時代」だけじゃなかったんだ……ということを今さら知った。
双葉十三郎『ぼくの採点評Ⅲ 1970年代』トパーズ・プレス 1989年7月刊
2520円。