本やタウン 書籍近刊情報から

●『気まぐれ古書店紀行』岡崎武志
工作舎 1月下旬 税込価格:2,415円
「人生いたるところ古書店あり」と均一棚にハマる著者が、悲喜こもごもの古本探索を綴る脱力随筆。本文中の著者の書き込みも注目。

●『文士一瞬』野上透撮影
星雲社1月10日 税込価格:3,675円
三島由紀夫向田邦子開高健松本清張ら、日本を代表する文士96名の眼差しを収めた、写真家故野上透氏による写真集。

●『米朝座談(2)』桂 米朝著/豊田善敬編
岩波書店 1月20日 税込価格:2,625円
芸能と文化、交友をめぐる、親しい各氏と語り合う。米朝芸論・文化論が織り込まれ、味わい深い。

●『生き延びるための思想 ジェンダー平等の罠』上野千鶴子
岩波書店 1月25日 税込価格:2,520円
「男性並み」をめざすことで袋小路に陥ってしまったジェンダー平等主義の限界を指摘する注目の暴力論。

●『ウンコな議論』H.G.フランクファート著/山形浩生
筑摩書房 1月中旬 税込価格:1,365円
ふかし、ごまかし、口から出まかせ。何故、世の中、こんなものがみちみちるのか。アメリカ出版界騒然の快著。

●『書痴斎藤昌三書物展望社八木福次郎
平凡社 1月11日 税込価格:2,940円
近代日本書物史上、すぐれた著者と善美を尽くした造本で垂涎の作品を作り上げた斎藤昌三を、親炙した著者がカラー書影とともに語る