12月の新書
『アメ横の戦後史』長田昭
KKベストセラーズ 12月15日 861円
戦後日本の復興は闇市に始まった。最後の闇市・アメ横を通した大衆史を、アメ横で57年間生き抜いてきた著者がひもとく。
『日本の文化ナショナリズム』鈴木貞美
平凡社新書 12月9日 903円
日本人は自身の文化をどのように語り、どんな自己像を形成してきたのか。紆余曲折した文化ナショナリズムの歩みを描き出す。
『心中への招待状 或る華麗なる恋愛死の世界』小林恭二
文春新書 12月16日 746円昨今世上を騒がす「心中信仰」だが、その精神は歪曲されている。崇高で、純粋な愛情の在り様を、近松「曾根崎」に読み解く問題作。
明治政府による創立以来、政財官の各界に幹部候補生を供給してきた東大法学部。その歴史的意義と「真のエリート教育」について考察。