青蛙房

峯島正行『さらば銀座文壇酒場』青蛙房

かつて銀座で「文壇酒場」と称された一群の酒場がたいへんに繁栄を続けた時代があった。執筆の疲れと孤独を癒しに、作家たちは夜な夜な銀座に現れる。艶然として迎えるは、吉行淳之介曰く「良質の友」たるしたたかマダムたち。文壇人をめぐる銀座酒場盛衰記。