リリー・フランキー『東京タワー』

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

今月はどれだけ本を買わないでいられるか試すために(というかフトコロ事情がよくないだけなのだが)、古本屋には(なるべく)寄らない、新刊書店では雑誌コーナー以外には(なるべく)行かないようにしていたので、給料日前なのに、まだ4000円以上残っている。こんなことは、半年近く前に貯金使い果たして以来の快挙。
ちょっと嬉しくなって、大学帰りに芳林堂書店高田馬場店で一冊買っていくことにした。
だが、いまの私は結構ケチくさくなっている(以前は「買いたい」「読みたい」といった衝動だけで本を買っていたが、よくいえば、いまは我慢することを覚えたのである)。
1割引きで買える大学生協や神保町の日本特価書籍に置いてありそうな本は、きょうのところはパス。近所の図書館に置いてある本もパス。
ということで、鈴木地蔵『市井作家列伝』を買おうと思って、レジに向かったところ、レジ横の棚で「リリー&じゅん」と題されたリリー・フランキーの本とみうらじゅんの本のフェアをやっていた。
『東京タワー』は「エンタクシー」連載時から読んでいたのでお金があるときに買えばいいと思っていたのだが、その中に1冊だけ、ビニールで包まれたサイン本があった。

そういや、リリーさんのサインって見たことがないなぁ……と思い、つい買ってしまった。

金色のペンで書かれたリリー・フランキーのサインは思っていたよりカッコよかった(失礼ないい方だな)。でも、リリー君のイラストがなかったのが、ちょっと残念。