気になる本

『暮らしの手帖』ECD、扶桑社、2009年9月、ISBN:9784594060619、価格:1,575円(税込)
親とすれ違い、アルコールに倦み、若い恋人に惑い、三角関係に立ち止まる…。それでも、生活は続く、愛は続く。苛立ちと幸福の間でさまよう魂の軌跡を描く。ヒップホップの生きた伝説、ECD初の短編小説集。

『女流阿房列車酒井順子、新潮社、2009年9月、価格:1,575円(税込)
乗ってるだけで幸せな女子鉄が、出版界一の鉄人による過酷なプランに身を投じた。東京メトロ全線を一日で完乗、鈍行列車に24時間、東海道五十三「乗り継ぎ」…。マニアは唸り、人はあきれる苦行旅十番勝負。

横道世之介吉田修一毎日新聞社、2009年9月 ISBN:9784620107431、価格:1,680円(税込)
なんにもなかった。だけどなんだか楽しかった。懐かしい時間。愛しい人々…。『パレード』『悪人』の吉田修一が描く、風薫る80年代の青春群像。平成の三四郎ともいえる、傑作青春小説誕生。

『グーグルが本を殺す 家族で読めるfamily book series 010』竹内一正 飛鳥新社、2009年9月 ISBN:9784870319493  価格:750円(税込)
世界一の検索ツール・グーグルは出版界の救世主か、それとも破壊者か…。グーグルの「ブック検索」は作家と出版社、そして一般の読者に何をもたらすのか、その疑問を解明する。今明かされる「ブック検索」の真実。

飛鳥新社も新書に参入?

『昭和幻景 消えゆく記憶の街角』藤木TDC石渡史暁  ミリオン出版 2009年9月 ISBN:9784813021087、価格:1,785円(税込)
再開発の名のもと、激しく変貌を続ける平成の都市空間に、異景となって沁みつく街角の残映を訪ね歩いた忘れじの紀行写文集。失われゆく街並みと建物の貴重な写真を多数掲載。

ミリオン出版のノンフィクション、サブカル本は見逃せない。