気になる新書

『いまこそアーレントを読み直す』仲正昌樹 講談社5月18日税込価格:756円ISBN:9784062879965
カントの「公共的理性」の後継者として、過去から現在へ圧倒的支持を仰ぐアーレント。主要著書をテキストとし「悪」「人間の終焉」など現代思想の重要問題を考察。

『女が読む』太宰治筑摩書房編集部 筑摩書房5月7日税込価格:714円ISBN:9784480688125
津村記久子山崎ナオコーラ佐藤江梨子平安寿子ほか12名の現代女性が読む新しいダザイ。生誕百年を記念したアンソロジー企画。

『経済学の名著30』松原隆一郎 筑摩書房5月7日税込価格:903円ISBN:9784480064912
同時代の経済問題にまっすぐ対峙することで生まれた30冊を厳選。そこには、混沌とする経済の今を理解するためのヒントが満ちている。

平凡社新書
■『『遠野物語』を読み解く』石井正己 平凡社5月20日税込価格:777円ISBN:9784582854602
遠野物語』刊行から100年、不思議な霊異譚に秘められた遠野の歴史と民俗、人々の心の深淵を研究の第一人者が解き明かす。
■『罪と罰』ノート亀山郁夫 平凡社5月20日税込価格:819円ISBN:9784582854589
殺人はなぜ許されないか。ラスコーリニコフは物語の後、人として甦りうるのか。究極の主題に挑む亀山=ドストエフスキー渾身の一書。
■『からだが変わる体幹』ウォーキング金哲彦 平凡社5月20日税込価格:756円ISBN:9784582854664
我流ウォーキングは卒業。カリスマランニングコーチの「走りのメソッド」を生かした本当に体に「効く」ウォーキングを教える。
■『マルクスは生きている』不破哲三 平凡社5月20日税込価格:756円ISBN:9784582854619
知の巨人マルクスを「唯物論の思想家」「資本主義の病理学者」「未来社会の開拓者」として捉え、その的確な予見を知る画期的入門書。
■『ロスジェネはこう生きてきた』雨宮処凛 平凡社5月20日税込価格:756円ISBN:9784582854657
自らの生き方と現代史を重ねて、派遣切り、メンタルヘルス、自殺など、就職氷河期世代=ロスジェネの「生きづらさ」の根源に迫る。
■『一冊でつかむ天皇と古代信仰』武光誠 平凡社5月20日税込価格:756円ISBN:9784582854626
王家(皇室の祖先)が日本に古来あった多様な祭祀を取り入れ、さまざまな信仰をもつ者を朝廷の支配下に組み入れていった過程を探る。
■『吉本隆明1968』鹿島茂 平凡社5月20日税込価格:1,008円ISBN:9784582854596
吉本隆明は何を断罪し何を守ろうとしたのか。「永遠の吉本主義者」が68年当時に入れあげた作品を再読。その本質に迫る渾身の評論。
■『春画を読む 口説きの四十八手』白倉敬彦 平凡社5月20日税込価格:777円ISBN:9784582854671
在原業平秘伝」という口説きの手管を、浮世絵の祖・菱川師宣春画を付けて紹介。真面目さが笑いを誘う、傑作艶笑本。
■『日銀を知れば経済がわかる』池上彰 平凡社5月20日税込価格:777円ISBN:9784582854640
日銀を知れば金融ひいては経済を鳥瞰して理解できるようになる。グローバル金融危機の時代に不可欠な知識を、池上彰がやさしく解説。
■『日本語の学校 声に出して読む〈言葉の豊かさ〉』」鴨下信一 平凡社5月20日税込価格:798円ISBN:9784582854633
日本語の豊かさ・特長は、「話し言葉」の中に詰まっている。消えかかる「日本語の美質」に、日本を代表する演出家が光を当てる。