気になる本 人文書

『新版 Information 情報教育のための基礎知識』澁澤健太郎著/國井昭男ほか NTT出版2月23日税込価格:2,520円ISBN:9784757102569
「情報」を知るための教科書。情報にかかわる技術、歴史、経済、法制度をわかりやすく網羅。情報・IT関連の教育者必携の書。

『グローバリゼーション 人類5万年のドラマ(上)』ナヤン・チャンダ著/友田 錫ほか訳 NTT出版2月23日税込価格:2,730円ISBN:9784757141650
人類5万年の歴史をグローバリゼーションの視点で読み解いた刺激的な書。スティグリッツウォーラーステイン推薦。『下巻』3月9日刊。

『不完全な現実 デジタル・メディアの経験』藤幡正樹 NTT出版2月23日税込価格:2,310円ISBN:9784757170384
デジタル・メディアは私たちを変えたのか。イメージと現実感の問題を中心に、世界的メディアアーティストが語る体験的メディア論。

『引用する極意、引用される極意』林紘一郎/名和小太郎 勁草書房3月下旬税込価格:2,940円ISBN:9784326000333
学問における「引用」とは何か。「引用する」という行為がどのような意味を持つか、また「引用される」にはどうしたらよいかを解説。

『資本主義を超えて 新時代を拓く進歩的活用理論(プラウト)』ダダ・マヘシュヴァラナンダ著/岩崎信彦監訳 世界思想社4月上旬税込価格:2,100円ISBN:9784790713890
グローバルな恐慌状況のなか、人類史の転換と人間精神の再生を志向する社会理論であるP.R.サーカーの思想を紹介した注目作。

生存権 いまを生きるあなたに』立岩真也著/尾藤廣喜ほか 同成社3月上旬税込価格:1,470円ISBN:9784886214782
フリーターやホームレス、ワーキングプアにとって「健康で文化的な最低限度の生活」とは何か。弱者に冷酷な日本社会の病理を抉り出す。

派遣村 国を動かした6日間』東海林智編 毎日新聞社3月下旬税込価格:1,575円ISBN:9784620319308
職と住居を失った派遣労働者を支援するために開設された派遣村の実像を内部から伝え可能性を明らかにするドキュメント。

『落選革命 あしたのまちは市民がかえる!』黄瀬紀美子 毎日新聞社3月上旬税込価格:1,300円ISBN:9784620906881
08年1月の滋賀県大津市長選に市民グループなどに乞われて直前に立候補、現職に肉迫しながら惜敗した主婦の元気一杯の奮闘記。

『はじめての「グローバル金融市場論」(仮)』藤田勉著/竹中平蔵監修 毎日新聞社3月下旬税込価格:1,500円ISBN:9784620319292
3年連続日経ランキングNO.1ストラテジストが教える「常識のウソ」。世界標準の金融リテラシーを身に付ける本。

『これでいいのか東京都中野区 日本の特別地域 (7)』佐藤圭亮編/川口有紀編 マイクロマガジン社2月下旬税込価格:1,260円ISBN:9784896373134
地域批評シリーズに待望の「中野区」が登場。中野ブロードウェイ擁する中野区の思い込みイメージを徹底検証。

『大衆の反逆』オルテガ著/桑名一博訳 白水社3月中旬税込価格:1,365円ISBN:9784560721018
現代が歴史上の一大転換期であることを見抜き、その危機の克服をめざして警鐘を鳴らし続けたオルテガの代表作。

『「意識」を語る』スーザン・ブラックモア著/山形浩生ほか訳 NTT出版2月23日税込価格:2,310円ISBN:9784757160170
人間であるとは何か。クオリアや自由意志は本当にあるのか。世界中の「意識」の大物研究者を集めた画期的なインタビュー集。

『すれっ枯らしの公共心 続・公共哲学とはなんだろう』桂木隆夫 勁草書房3月下旬税込価格:3,570円ISBN:9784326154012
距離を保つ冷めた視点で「開かれた国家と新しい国民」を語る。ヒュームと日本の習合思想に学ぶ「民主主義と市場を支えるエートス」。

『心理学入門一歩手前 「心の科学」のパラドックス』道又爾 勁草書房3月中旬税込価格:2,310円ISBN:9784326298907
心理学とは何を、どのように研究する学問なのか。多くの学生が入学後に気付く、イメージと実態の大きなギャップを埋める。

『根をもつこと 新版』シモーヌ・ヴェーユ著/山崎庸一郎訳 春秋社2月上旬税込価格:2,625円ISBN:9784393325377
第一次大戦と第二次大戦の狭間で、心身を消耗させ、亡命先で解放後の祖国フランスの未来を思索したヴェーユ最後の著作。『神を待ちのぞむ』同時刊。