気になる本

二十歳の原点ノート 復刻版』高野悦子 カンゼン2月下旬税込価格:1,575円ISBN:9784862550309
「独りであること、未熟であること、これが私の原点である。」70年代の若者のバイブルとまでいわれたベストセラーがついに復刻。

『雑誌よ、甦れ』高橋文夫 晶文社2月5日税込価格:1,680円ISBN:9784794967404
日経新聞日経BP社で現場を体験してきた著者が、雑誌再生、ジャーナリズム再生の途を探る。マスコミ志望者にもおすすめ。

NIKKEI出身者が「雑誌再生、ジャーナリズム再生」の本を晶文社から出すとは!

『猫座の女の生活と意見』浅生ハルミン 晶文社2月9日税込価格:1,785円ISBN:9784794967411
好きなものは猫と古本。水森亜土や鴨居洋子、昭和の珍本についてなど。『私は猫ストーカー』で人気上昇中の著者のエッセイ集。

いい意味で晶文社らしい本。

『検証 学生運動 戦後史のなかの学生反乱』れんだいこ 社会批評社2月20日税込価格:2,100円ISBN:9784916117816
戦後社会を揺るがした学生運動はなぜ崩壊したのか。その歴史と実態を概括。東大闘争―全共闘から40年、すべての青年に贈る本。

『演劇の一場面』小島信夫 水声社2月上旬税込価格:2,100円ISBN:9784891767105
自作戯曲の演出を手がけた著者が、「オイディプス」「をぐり」「ハムレット」と古今東西の演劇を廻り演劇の謎を軽やかに考察する。

『シャルロット・ペリアン自伝』シャルロット・ペリアン著/北代美和子訳 みすず書房2月下旬税込価格:4,410円ISBN:9784622074441
ル・コルビュジェとのコラボレーション、また日本とのゆかりも深い、20世紀を代表する女性インテリアデザイナーの自伝。期待の1冊。

『日本のコード 「日本的」なるものとは何か』小林修みすず書房2月中旬税込価格:3,360円ISBN:9784622074465
日本語・日本文化・日本社会に潜在する「認知構造」すなわち「日本のコード」を析出し、総論としての日本論を提起する意欲作。

『問う力 始まりのコミュニケーション 長田弘連続対談』長田弘 みすず書房2月中旬税込価格:2,940円ISBN:9784622074410
「この人の話を聞いてみたい」。第一線で活躍中の11人と、詩人・長田弘のコミュニケーションをめぐる連続・長時間対談。

妙心寺東海大光執筆/長田弘執筆 淡交社2月20日税込価格:1,680円ISBN:9784473035011
平成21年に大法要を迎える臨済宗大本山妙心寺。その禅は時代、洋の東西を越えて人々に影響を与えている。その魅力を紹介。『高山寺』3月18日刊。

『新版 クレーの日記』パウル・クレー著/W.ケルステン編 みすず書房2月中旬税込価格:8,925円ISBN:9784622074342
生い立ち、交友、色彩に変化をもたらした北アフリカ旅行など、クレー作品の秘密、喜びに満ちた濃密な記録。クレー研究の必須資料。

『ブラック・ノイズ』トリーシャ・ローズ著/新田啓子みすず書房2月下旬税込価格:3,780円ISBN:9784622074182
70年代都市貧困層の黒人により誕生、全世界を魅了するラップ。この音楽の背景を理論化したヒップホップ・カルチャー研究の基本書。

『ロスコ 芸術家のリアリティ 美術論集』マーク・ロスコ著/クリストファー・ロスコ編 みすず書房2月中旬税込価格:5,880円ISBN:9784622074359
日本でも熱烈なファンのある現代美術画家ロスコの遺稿。直面していた時代・環境の中での芸術哲学が浮き彫りになる、類のない1冊。

『現代映画、その歩むところに心せよ』川本三郎 晶文社2月5日税込価格:3,360円ISBN:9784794967381
現代映画の熱い鼓動を伝える映画論集。2003年から2008年までの、国内外インディーズ系映画の作品評や監督インタビュー収録。

ニッパチの「2月」なのに、こんなに出していいのかな、みすずと晶文社

『戦後日本スタディーズ(2)60・70年代』岩崎稔編著/上野千鶴子ほか編著 紀伊國屋書店2月下旬税込価格:2,520円ISBN:9784314010511
戦後を問い直すための見取り図を提示し、戦後史を総括するシリーズの第2巻。60〜70年代。

大隈重信関係文書』くろ−さと早稲田大学大学史資料センター編 みすず書房2月下旬税込価格:10,500円ISBN:9784622082057
大隈宛来翰六千余通を集成し日本の近代史・政治経済史を補う資料集。黒田清隆小村寿太郎西園寺公望西郷隆盛ほか書簡を収録。

『日中和平工作 回想と証言 1937-1947』今井武夫 みすず書房2月下旬税込価格:16,800円ISBN:9784622074380
日中戦争時、蘆溝橋から敗戦後の後始末まで、汪兆銘工作を中心に、正確なデータのもと克明かつ謙虚に綴られた、陸軍軍人の回想録。

しっかし、みすず書房の新刊、古本屋の棚では活きそうな本。。。新刊でも売れて欲しいが

『1995年以降』藤村龍至 エクスナレッジ2月20日税込価格:2,415円ISBN:9784767807805
30代中心に若手の建築家インタビュー集。当代きって、新進気鋭の次世代の語りに未来の都市や建築のあり方を探る。

そうか、建築界にとっても、阪神大震災のあった1995年は節目の年なのか