気になる本 要注目本

『第58回　日本統計年鑑』総務省統計局･統計研修所編 毎日新聞社12月上旬税込価格：13,650円ISBN：9784620850184
我が国の国土、人口、経済、社会、文化などあらゆる分野の基本的統計を網羅的かつ体系的に収録。CD-ROM付き。

『おすすめ文庫王国　2008年度版』本の雑誌編集部編 本の雑誌社12月5日税込価格：798円ISBN：9784860110895
本の雑誌が選ぶ文庫ベストテンから上橋奈穂子が選ぶオールタイム文庫ベストなど。文庫総ざらいの増刊号。

『吉屋信子　黒薔薇の處女たちのために紡いだ夢』河出書房新社12月18日税込価格：1,575円ISBN：9784309740218
乙女に圧倒的な支持を受けながら文学史の中で軽視されてきた吉屋信子。再評価の呼び声高い彼女に迫る。嶽本野ばらインタビューなど多数。

『安藤鶴夫　生誕100年記念総特集』河出書房新社12月15日税込価格：1,575円ISBN：9784309740225
作家アンツル先生の落語への関わりを中心に。志ん生、文楽との対談、単行本未収録エッセイ、三木助夫人対談、娘さんインタヴューなど。

『満月雑記帳　2008(仮)』中野翠 毎日新聞社12月下旬税込価格：1,300円ISBN：9784620319179
世間を騒がせた事件はもとより、映画・TV・ファッション、演芸、スポーツから本のはなしまで、気になる話題が満載のコラム集。

『ベンヤミン 子どものための文化』W・ベンヤミン著／小寺昭次郎訳 平凡社12月10日税込価格：1,785円ISBN：9784582766578
ユニークな思想家ベンヤミンが、亡命前にベルリンのラジオで子どものために放送した原稿。西洋文化の基本問題を綴った異色作。

『困難な自由　増補版･定本全訳』エマニュエル･レヴィナス著／合田正人監訳 法政大学出版局12月4日税込価格：4,935円ISBN：9784588009051
現代倫理学に根本的転回をもたらした〈他者〉の哲学者が、ユダヤ的伝統のなかで正義の現代的可能性を探るもう一つの主著、初の完訳。

『帰ってきた猫ストーカー』浅生ハルミン 洋泉社12月1日税込価格：1,260円ISBN：9784862483522
猫と同じ空気を吸い、束の間の逢瀬に身もだえる。小さな旅の記。

『市川崑大全』映画秘宝編集部編 洋泉社12月3日税込価格：1,785円ISBN：9784862483393
文芸作品の名手か。テクニックの天才か。｢国民的巨匠｣の表も裏も本当の姿がこの1冊でわかる。

『東京煮込み横丁』坂崎重盛 光文社12月16日税込価格：1,365円ISBN：9784334975562
｢煮込みの美味い居酒屋のある町はいい町｣。この思いを胸に、町歩きの達人が東京の路地・横丁をさまよい歩く、極小東京旅行。

『今宵も酒場部　飲んで描いたおとなの部活動報告』牧野伊三夫著／鴨井　岳著 集英社12月15日税込価格：1,050円ISBN：9784087814118
ステキなお酒の嗜み方のあくなき追求を目的として、画家牧野伊三夫部長の元に発足した｢酒場部｣。その1年にわたる大人の部活を報告。

『社会法則』ガブリエル・タルド著／村澤真保呂訳 河出書房新社12月19日税込価格：4,410円ISBN：9784309244594
『模倣の法則』に続くタルド新訳第2弾。自身の主著を要約した｢社会法則｣、いまだに斬新な方法論｢モナド論と社会学｣を収録。

『明治メディア考』加藤秀俊著／前田　愛著 河出書房新社12月15日税込価格：2,100円ISBN：9784309244600
学問領域を軽やかに越境する仕事で時代を牽引した二大碩学による贅沢な対話を復刊。面白い歴史読み物にして研究アイデアの宝庫。

『鶴見俊輔　いつも新しい思想家』河出書房新社12月22日税込価格：1,575円ISBN：9784309740201
戦後思想の中心にして今なお重要性を増す鶴見俊輔。その核心と可能性に迫る入門書。対談・執筆=中井久夫、吉本隆明、黒川創ほか。