ネットと雑誌と

パルカフェのとき、考えていたことを徒然に書くと…
ネットと雑誌って意外と親和性が高いように思う。どちらでもショーバイとして継続していく上で重要なのは、ユーザーに習慣性を持たせること。
「ついつい読んでしまう」「読まずにいられない」読者を確保しなくては、ショーバイにならない。
私が日常的にネットを使うようになったのは、つい5年くらい前だから、それ以前のことはよく知らない。その頃までは「ヤフー」と「2ちゃんねる」がネットみたいな感じで、読むに耐えるものがなかったのではないか*1
検索性(情報の信頼性はさておいて)や速報性、匿名性がネットの売りで、いわば雑誌や本の世界の対極にあると思われていた。それがブログの登場以降、ちょっとずつ変わっていった。
で、「コンテンツ」が充実しているところには、それなりに客が来る。
つまり、ショーバイになる。読者からや広告主から木戸銭を貰える。
ショーバイになる読み物をつくるというノウハウが出版社にはあるから、出版には将来があると私は思っている。

ただ、危惧がないわけでも、ない。
オーマイニュース」というサイトがいつのまにか、ライフスタイル提案型のサイトになったように、ニュースはショーバイにならない。週刊誌がスクープを飛ばしても売上につながらないように、スキャンダルとかニュースはショーバイにならなくなってきている。じゃあ、誰がジャーナリズムを担っていくの?

*1:その前の状態をよく知らないんで、わからない