気になる本 文芸

忠臣蔵』秋山駿 新潮社1 1月18日 税込価格:1,470円ISBN:9784103757047
内匠頭の肺腑を抉り、激怒させた上野介の一言とは。名著『信長』で歴史ファンを唸らせた著者が、「武士が演じ、町人が語りついだ」忠臣蔵のドラマを描き出す

『旅する力 深夜特急ノート』沢木耕太郎 新潮社 11月28日 税込価格:1,680円ISBN:9784103275138
誰もが目指し、憧れた「あの旅」。第3便から16年の刻を経て、遂に最終便が走り出す。旅に関する文章の総決算とも言うべき、著者初の長編エッセイ。

『北緯14度』絲山秋子 講談社 11月18日 税込価格:1,785円ISBN:9784062150903
神様と会うためのアフリカ・セネガル紀行。自分はどんな人間だかわからなくなる、なぜ私はここにいなければならないのか。この問いに答えるための魂の旅。

『群島-世界論』今福龍太 岩波書店 11月14日 税込価格:5,460円 ISBN:9784000226219
言語、文化、思想の交通と混交を、世界を群島の連なりとしてとらえることによって論じる、21世紀の世界認識。

『文学の読み方』J・ヒリス・ミラー著/馬場弘利訳 岩波書店 11月26日 税込価格:2,520円ISBN:9784000246477
文学理論と作品読解をリンクさせつつ、批評理論の第一人者が文学の魅力と意義を平易に解説する文学入門。

『あまりに野蛮な(上)』津島佑子 講談社 11月26日 税込価格:1,890円 ISBN:9784062151139
現代に生きるリーリーは、伯母のミーチャの夫にあてたラブレターを見つけ、読み続ける。そこには、夫に対するひたむきな愛に満ちあふれていた。『下巻』同時刊。

『エソラ(6)』小説現代編集部編/本谷有希子ほか 講談社11月25日税込価格:1,260円ISBN:9784062151337
本谷有希子伊藤たかみ辻村深月岸本佐知子など。どこを読んでも楽しく深い、エンターテインメントの王道を行く雑誌型単行本。

『元職員』吉田修一 講談社 11月4日 税込価格:1,365円ISBN:9784062150927
娼婦、妻、友人、嘘、欲。すべてが重なり合い、すれ違う。ある秘密を抱えた男がバンコクの夜に見たものとは。著者が到達した最高の「世界文学」。

『古本愛樽』見博 平凡社 11月19日 税込価格:2,520円 ISBN:9784582834161
古本を知ることは人を知り人生を知ることだ。日々神保町を歩き古本を見つけ、新たな価値を見出す著者が伝授する、古本のつき合い方。

『古語雑談』佐竹昭広 平凡社 11月10日 税込価格:1,260円 ISBN:9784582766554
かつて虹は天の蛇と見立てられ、「にほふ」は臭覚より視覚を表す語であり、九九は一一ではなく九九から始まった。珠玉言語エッセイ。

『おじさんは白馬に乗って』高橋源一郎 講談社 11月21日 税込価格:1,785円ISBN:9784062150910
年金問題に憤り、TV健康法にまんまとはまり、官能小説を密やかに愉しみ、子育てに追われ老後を思う。おじさん代表・タカハシさんの面白エッセイ。

『コウカミ図書館(仮)』鴻上尚史 講談社 11月20日 税込価格:840円 ISBN:9784062151511
「物語」だからこそ、届くものがある。人生の孤独や理不尽に絶望しそうなときにこそ手にとってもらいたい、感動のガイド本。