「オルタ」http://www.parc-jp.org/alter/2008/alter_2008_09-10.html

■特集 1995――あの年、何があったのか。
阪神・淡路大震災地下鉄サリン事件歴史認識問題、沖縄少女暴行事件、ウィンドウズ95の発売……。1995年は、「戦後日本」の終わりを印象づける年として記憶された。時を同じくして、日本社会の根底では、ある一つのことが起こり始めていた。対米関係の下での構造改革─金融・資本の規制緩和、さらには労働・雇用の規制緩和である。

干支が一巡した2007年、労働市場の自由化は、大きな社会問題となって跳ね返り、当事者による運動や論議がクローズアップされた。その段階を経て、残された課題とは何なのか、現状を打開する鍵はどこにあるのか。「95年以後」を参照しながら、今後に備えるものとしたい。

特別対談 湯浅 誠(反貧困ネットワーク)×大澤信亮フリーターズフリー
SERPICA NAROって誰? 成田圭祐(イレギュラー・リズム・アサイラム
95年、「失われた時代」の始まり…なのか? 澁谷知美(ジェンダー研究)
超越的なものの個人化か、連帯への萌芽か
─ポスト・オウムとしてのスピリチュアル 堀江宗正(宗教学)
“新しい自由”を加速させた情報技術
─転換点としての95年 森 健(ジャーナリスト)
市場原理とミクロの暴力 竹田茂夫(経済学)
戦後50年の活断層 浜 邦彦(カリブ研究)
「誕生」 蓮月詠子(バスガイド)
ロングインタビュー 神長恒一(だめ連)
■特別記事
G8騒動を振り返る 松本 哉(素人の乱)×イルコモンズ(マルチ・アクティビスト)
2008年、釜ヶ崎暴動 生田武志(野宿者ネットワーク)
■連載
もうたくさんだ! 鶴見 済(ライター)
不思議の国のフェミニズム(2) 金 友子(立命館大学コリア研究センター)※
北京で考える 丸川哲史明治大学教員)
アシタノ アシアト 星川 淳(作家、グリーンピース・ジャパン事務局長)
メディアから時代を読む 紙屋高雪(オタクコミュニスト
隣のガイコク人 取材・文/大月啓介(ジャーナリスト)
沖縄・見たことのない映像 森口 豁(ジャーナリスト)*短期連載
オンナたちのDiY 奥村恵子(パーカッショニスト)◇
ODA考現学 高橋清貴(日本国際ボランティアセンター)
エコ・ロジカル・ジャーニー 奥田みのり(ライター)
Around the World
ネパール 田中雅子(在カトマンズ
アルジェリア 渡辺祥子(アルジェ大学研修員)
インド 吉田 敦(海外投融資情報財団研究員)
オランダ 岸本聡子(TNI/トランスナショナル研究所)
オルタの本棚
BOOK+CINEMA+DVD

もうひとつのメシは可能だ 抵抗食の会(仮)
漫画連載 浜崎あゆ夫
※=リレー連載、◇=インタビュー

気になっているが、まだ買っていない