気になる本

柳田国男入門』鶴見太郎 角川グループパブリッシング 8月7日 税込価格:1,470円 ISBN:9784047034297
五木寛之大塚英志などの作品を取り上げ、そこに柳田が目指した「使える民俗学」を探り出す、現代版民俗学の入門書。

最近、角川選書に勢いがあるね。

『労働者K』ケラリーノ・サンドロヴィッチ
角川グループパブリッシング8月29日税込価格:1,500円ISBN:9784046211965
シュールな作品から古典劇「どん底」まで、熱狂的なファンをもつケラリーノ氏の強烈な日常とは。

『戦場の聴診器 ニューギニア戦で6回死んで90歳―「おお先生」は今>中田整一 幻戯書房 8月下旬 税込価格:1,890円 ISBN:9784901998369
元気がでる本。太平洋戦争の激戦地から生還した軍医の至誠の戦後。いち早く高齢化社会を予見し医療と福祉を連携する体制を整備。

『高円寺 古本酒場ものがたり>狩野俊 晶文社 8月6日 税込価格:1,995円 ISBN:9784794967305
東京は高円寺にある「古本酒場コクテイル」。昼は古本の買出しをし、夜は酒場の店長となる著者が、さまざまな交流と奮闘を熱く綴る。

植草甚一 ぼくたちの大好きなおじさん』晶文社編集部編 晶文社 8月上旬 税込価格:2,310円 ISBN:9784794967329
植草甚一生誕100年記念本。若手コラムニストたちが、散歩・古本・ジャズ・映画など各ジャンルを語る。

『テルちゃん』玄侑宗久 新潮社 8月22日 税込価格:1,470円 ISBN:9784104456062
北の町に嫁いできたフィリピン女性。最愛の夫を亡くし子ども2人と日本で奮闘する彼女がくれたとびきりの笑いと涙。僧侶作家が描くほのぼの温かい物語。

『古典の細道』白洲正子 新潮社 8月25日 税込価格:2,310円 ISBN:9784103107187
倭建命の孤独や小野小町の夢に思いをはせ、世阿弥の花に誘われて、古人の辿った道をもう一度歩く楽しみ。文芸紀行の名作が初出時の図版とともに甦る。

なぜいま白洲正子なの。

『野田版歌舞伎』野田秀樹 新潮社 8月12日 税込価格:1,995円 ISBN:9784103405153
日本の伝統芸能に、最先端の才能が殴り込み。野田秀樹が書けば、歌舞伎はこうも新しい。最新公演「愛陀姫」も収録し、遂に全貌を現す、野田歌舞伎三部作。

『見知らぬ場所』ジュンパ・ラヒリ著/小川高義訳 新潮社 8月29日 税込価格:2,415円 ISBN:9784105900687
父と母の、その子どもたちの、かけがえのない歳月。『停電の夜に』以来9年ぶり、大長篇の風格に満ちた待望の第2短篇集。

『記憶に残っていること』アリス・マンローほか著/堀江敏幸編  新潮社 8月29日 税込価格:1,995円 ISBN:9784105900700
短篇の醍醐味を堪能できる選りすぐりの10作。クレスト・ブックス創刊10周年特別企画。

もうタイトルだけで買いたくなる。

『ぐるり(08年8月号)>五十嵐洋之編  ビレッジプレス 8月上旬 税込価格:300円 ISBN:9784894921429
中央線エリアのイベントと人々の情報誌。特集は「コーヒーもう一杯」の漫画家の山川直人。ほかに南陀楼綾繁、沢田としき。

森鴎外と日清・日露戦争』末延芳晴 平凡社 8月8日 税込価格:2,835円 ISBN:9784582834079
近代日本の文学は、戦争といかに対峙したか。日清・日露という2つの近代戦に内側から関わった森鴎外のテキストを検証する論考。

『ジャパンクールと情報革命』奥野卓司 角川グループパブリッシング 8月11日 税込価格:790円 ISBN:9784048672863
新たなコンテンツの創造・発信、それによる産業構造の変化と私たちの生活・文化の変容こそ、情報革命の本質である。

政権交代の法則 派閥の正体とその変遷』草野厚 角川グループパブリッシング 8月8日 税込価格:740円 ISBN:9784047101500
「ねじれ国会」の出現により日本の政治は戦後初めて政策協議が可能な環境が整ったといえる。

笹川良一東京裁判(2)「戦犯者」を救え』伊藤隆中央公論新社 8月10日 税込価格:2,100円 ISBN:9784120039683
「全員釈放となるまで禁酒禁煙」と誓い、10年にわたって精力的に続けられた巣鴨プリズン収容者、留守家族への援助活動の実相を探る。

『占領・復興期の日米関係』佐々木隆爾 山川出版社 8月下旬 税込価格:840円 ISBN:9784634547131
占領期・冷戦時代・朝鮮戦争日米安保条約締結などを経て、戦後の日本はどのように変化してきたのか、歴史の脈絡のなかでとらえ直す。

『あの顔 その顔 この顔で 謹んでお慶び申し上げます』綾小路きみまろ 小学館 8月28日 税込価格:1,050円 ISBN:9784093797894
週刊ポスト」で人気企画だった綾小路きみまろの「誌上漫談」を加筆・修正してパワーアップ。熟年夫婦に向けての爆笑和合術を伝授。

『TOKYOマニアックス』下川伸一 主婦の友社 8月1日 税込価格:1,890円 ISBN:9784072630303
吉祥寺、下北沢、高円寺、中野、渋谷・原宿、池袋、秋葉原を徹底取材。世界に誇るTOKIYOのポップカルチャーを英訳付きで紹介。

『「女帝」誕生の謎 古代史に見る女性天皇』関裕二 講談社 8月8日 税込価格:1,470円 ISBN:9784062149112
推古、皇極、持統など、女性天皇の霊力と権力。「女性天皇」誕生の謎に迫る。

『あなたは顔で差別をしますか 「容貌障害」と闘った五十年』藤井輝明 講談社 8月11日 税込価格:1,575円 ISBN:9784062148528
海綿状血管腫による顔のむくみで、就職試験も不合格になった著者。いかにして顔の障害を受容し、また偏見から乗り越えてきたのか。

『学歴社会の真実 偏差値と人生の相関関係』セオリープロジェクト編 講談社 8月1日 税込価格:1,470円 ISBN:9784062149143
「東大ブランド」の真相から過熱する中学受験の内幕と対策、出身校と人間性の相関関係まで、「学歴社会」の気になる話題をまとめて検証。

『官僚との死闘七〇〇日』長谷川幸洋 講談社 8月1日 税込価格:1,785円 ISBN:9784062148757
安倍政権以来、官邸内の出来事をもっともよく知るジャーナリスト驚愕の告白。マスコミでもウソでも何でも使う官僚の生態がとことん暴かれた。

『経済倫理=あなたは、なに主義?』橋本努 講談社 8月8日 税込価格:1,680円 ISBN:9784062584197
リベラリズムコミュニタリアニズムリバタリアニズムマルクス主義など、錯綜する経済イデオロギーを具体的かつ明快に解説。

『心に狂いが生じるとき 精神科医の症例報告』岩波明 新潮社 8月中旬 税込価格:1,470円 ISBN:9784104701032
突然訪れたかに見える精神の変調。そこには日常に潜む、些細な「きっかけ」が。人はいかにして心の病に蝕まれるのか、現役医師が警告する。

『頗る非常! 怪人活弁士・駒田好洋の巡業奇聞』前川公美夫編 新潮社 8月29日 税込価格:2,310円 ISBN:9784103090311
新発見。明治期に一世を風靡した人気活動写真弁士の、頗る面白い抱腹絶倒回顧録あなたの町にも「頗る非常」の名セリフが流れていたかもしれない。

『国を忘れず新天地を拓く 移民から見る近代日本』天沼香 新潮社 8月25日 税込価格:1,050円 ISBN:9784106036156
ハワイへ、北米へ、ブラジルへ。明治年間、なぜ日本人は故国を後にしたのか。厖大な聞き書き調査を踏まえ、今後の日本のあり方も考える異色の移民論。

『魂の古代学 問いつづける折口信夫上野誠 新潮社 8月25日 税込価格:1,260円 ISBN:9784106036149
マレビト、祖霊、万葉びと、神と天皇、芸能と祭祀。迷宮的で、限りなく魅力的な「折口学」。その生涯を遡行しつつ、人間像と「古代学」の深奥に迫る。