気になる本

小林多喜二』手塚英孝 新日本出版社 8月上旬 税込価格:1,995円 ISBN:9784406051606
蟹工船』で注目を集める小林多喜二天皇制権力に虐殺された29年の生涯と業績を、綿密な調査と豊富な資料を駆使して描いた評伝。

小林多喜二ブルジョワだったこともきちんと書いているのかしら。

セルバンテスへ向けて わがシッドの歌からドン・キホーテへ>アメリコ・カストロ著/本田誠二訳 水声社 7月中旬 税込価格:10,500円 ISBN:9784891766894
世界文学の至宝『ドン・キホーテ』に至るまでのスペイン文学の歩みを、現代スペインの碩学が独自の歴史観で洗い直す画期的論文。

ね、値段が…

文芸時評 1993-2007』川村湊 水声社 7月16日 税込価格:5,250円 ISBN:9784891766825
激変するこの15年の日本文学を「定点観測」の視座から証言する、毎日新聞連載中の文芸時評を一巻に集成。松浦寿輝氏推薦。

ウ、ウウム。。。

『東京タワー物語』泉麻人ほか著  日本出版社 9月中旬 税込価格:1,260円 ISBN:9784890489695
誕生から半世紀を迎える「東京タワー」が見続けてきたものは。今だからこそ書き留めておきたい、厳選のエッセイ16篇をここに収録。

『子規365日』夏井いつき 朝日新書 8月8日 税込価格:798円 ISBN:9784022732279
近代を代表する俳人正岡子規の俳句を、1日1句、365句、厳選して解説。読み通せば子規の人となりが浮かび上がってくる。

自衛隊が愛される条件』小池政行 朝日新書 8月8日 税込価格:777円 ISBN:9784022732293
自衛隊は大きく変わろうとしている。戦争と外交の実態と将来を元外交官の著者が分析し、平和への新たな視点を提議する。

『帝国のシルクロード山内昌之 朝日新書 8月8日 税込価格:777円 ISBN:9784022732255
イスラム史の碩学でありエッセイストの著者が、シルクロード上に登場したさまざまな帝国の治乱興亡の渦中で翻弄された人々を描く。

『告白 ある文明史家の精神遍歴』入江隆則 洋泉社 8月4日 税込価格:2,940円 ISBN:9784862482792
私は本書を書くことで、残り少ない人生を心から愉しみたいとおもえるようになった。

この紹介ではあまりそそられないけれど、著者があの入江隆則だから買ってしまうだろう。

『「愛」なき国 介護の人材が逃げていく』NHKスペシャル取材班/佐々木とく子 阪急コミュニケーションズ 7月31日 税込価格:1,470円 ISBN:9784484082172
NHKスペシャル「介護の人材が逃げていく」をベースにしたノンフィクション。介護保険の限界と現状、介護現場の苦悩を描く。

『市民のオーラル・ヒストリー 歴史を書く力を取り戻す』酒井順子 シーエーピー出版 7月15日 税込価格:682円 ISBN:9784916092946
人々の語る経験をもとに歴史を組み立てていくオーラル・ヒストリーの重要性を解き、その手法を実践的に議論し解説する。

あの酒井順子

『映画で学ぶエスニック・アメリカ』佐藤唯行 NTT出版 7月30日 税込価格:1,680円 ISBN:9784757141919
多彩な映画を題材に、多様な人種・民族集団が織りなす疎外感、偏見、隣人愛、共生への希望といったアメリカ社会の素顔を読む。

『収奪のポリティックス アラブ・パレスチナ論集成1969―1994』エドワード・W・サイード著/川田潤ほか訳 NTT出版 7月30日 税込価格:5,040円 ISBN:9784757140547
20世紀最大の批評家の1人であるエドワード・サイードによるパレスチナ、アラブ問題に関してもっとも詳細に展開した本。

『天才の時間』竹内薫 NTT出版 7月30日 税込価格:1,680円 ISBN:9784757160156
「天才」といわれる人物は、みなニートだった。ニュートンから北野武まで、かれらの暇と思索の時間を探り、偉業の秘密に迫る。

『ボクらの京城師範附属第二国民学校(仮) ある知日家の回想』金昌國 朝日新聞出版 8月8日 税込価格:1,365円 ISBN:9784022599452
12歳で終戦・解放を体験した韓国人の子どもの目で見た植民地下ソウルでの学校生活。日本的教育の実情など貴重な証言も。

『食料がなくなる! 次に来る環境問題(仮)』武田邦彦 朝日新聞出版 8月20日 税込価格:1,260円 ISBN:9784022504692
ベストセラー『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』の著者が、最も深刻であるとされる食糧問題のウソに初めて言及した衝撃の1冊。

『東大入試 至高の国語「第二問」(仮)』竹内康浩 朝日新聞出版 8月8日 税込価格:1,365円 ISBN:9784022599469
1985年の伝説の良問と言われる「第二問」から過去問20年分を分析し、赤本など模範解答では触れ得ない東大入試の本質に迫る。

靖国 YASUKUNI李纓 朝日新聞出版 8月下旬 税込価格:1,575円 ISBN:9784022504708
一時は上映中止に追い込まれた話題の映画「靖国」の監督が、いま明かす撮影秘話。映画には盛り込めなかったエピソードも満載。

船井幸雄発いま一番大事な情報と、びっくり現象』船井幸雄 あ・うん 7月18日 税込価格:1,470円 ISBN:9784901318723
地球規模での経済恐慌、天変地異の嵐の近未来に警鐘を発する船井幸雄が、いま一番大事な情報と、びっくり現象をお届けする。

船井幸雄先生の本が出ることこそが、びっくり現象。

『精神のけもの道 つい、おかしなことをしてしまう人の話』春日武彦著/吉野朔実アスペクト 7月28日 税込価格:1,470円 ISBN:9784757215306
馬鹿げたこだわり、意味不明な欲望、論理の飛躍。逸脱していく精神の奥深さを、文章と漫画で楽しむ痛快エンターテインメント読本。

PR誌「アスペクト」の連載、どんどん単行本にしてくれ。

『魂のフォーク・ソング大全集』自由現代社編集部編 自由現代社 8月中旬 税込価格:2,415円 ISBN:9784798215372
主に70年代、大ブームとなったフォーク・ソングのギター弾き語り用曲集。特集として、時代背景やバンドの変遷などの解説もあり。

鉄子の旅写真日記矢野直美 阪急コミュニケーションズ 7月31日 税込価格:1,575円 ISBN:9784484082196
鉄道ファンのアイドル「鉄子」が綴るプライベートフォトエッセイ。鉄子ならではの視点でいろいろな出会いや発見が満載。

『僕が、嵐を好きになった理由(仮)』竹内義和 メタモル出版 8月上旬 税込価格:1,365円 ISBN:9784895956413
竹内義和、53歳。作家&コラムニスト。人気グループ「嵐」のファンになった彼が語る5人の魅力とは。著者ブログは100万PV超。

サイキッカー竹内義和が、ジャニーズ本を出すなんて。

『ダメ嫁のいいわけ99(仮)』羽野昌紀 朝日新聞出版 8月20日 税込価格:1,365円 ISBN:9784022504654
夫妻の別居が報道されてから、ワイドショーに追いかけられる和泉元彌一家。自らをダメ嫁と位置付けた著者が明かす愛と涙の真相。

『新宿末広亭のネタ帳』長井好弘 アスペクト 7月22日 税込価格:2,100円 ISBN:9784757215085
寄席興行の唯一の記録であるネタ帳から、寄席の中身を大分析。さらに席亭や落語家などのインタビューを加えて現在の落語界を探る。

『現代宗教2008 メディアが生み出す神々』国際宗教研究所編 秋山書店 8月上旬 税込価格:2,310円 ISBN:9784870236301
宗教には否定的でも、霊視・霊感をうたうテレビのスピリチュアル番組には興味を持つ人が多い。宗教を巡るメディアの問題点を探る。

『実体への旅』バーバラ・M・スタフォード著/高山宏訳 産業図書 8月1日 税込価格:8,400円 ISBN:9784782801642
18世紀西欧の探険家たちが未踏異域の驚異の情報を文明界に伝えた厖大な旅行実記に今、前代未聞の光が当てられる。待望の邦訳。

『天災日記 鹿島龍蔵と関東大震災』武村雅之編著 鹿島出版会 8月6日 税込価格:1,890円 ISBN:9784306093935
実業家・鹿島龍蔵は、芥川龍之介も尊敬する多才の文化人。その日記は、大正12年9月1日から10日間の克明なドキュメントである。

『「靖国」と日本の戦争』岩井忠熊 新日本出版社 8月上旬 税込価格:1,890円 ISBN:9784406051576
靖国神社の政治的性格を幕末維新の創建から解き起こし、台湾出兵から太平洋戦争までの侵略的海外出兵の戦死者慰霊の実態を告発。

満州開拓民悲史 碑が、土塊が、語りかける』高橋健男 批評社 7月19日 税込価格:3,150円 ISBN:9784826504867
国策に翻弄され、満州開拓の果てに斃れた受難の民への鎮魂を込めて、27万に及ぶ殉難者たちを初めて総体的に検証する。