久しぶりに早稲田を歩く

午後、神保町。昨日散財したばかりなのに、まぁね、買わなきゃならないときもある*1
いつものコース。日本特価書籍、どんどんフツーの本屋みたいになっている(最近、買う機会がかなり減った)。
途中、冨山房のカフェへ。ここ、最近は平日しかやっていないから、平日来るときは大体ここ。
三省堂4階、編集者本コーナーが充実している*2。「月刊たくさんのふしぎ」をそれとなく置いているのは、いい。しっかし、地方の本は……。
書泉グランデ、入ってすぐ左のところ、いいと思ったけれど、このところ、予想を裏切ってくれない。新刊本屋に期待しているのは、いい意味で予想を裏切ってくれるところなのに。


ヤスクニで桜でも見ようかなと思っていたものの、雨が。九段下駅まで歩き、東西線で早稲田へ。
早稲田(高田馬場へは、この前、とんかつを食べに行った)に来るのは久しぶり。
高田馬場へ向かって右側から、廻る。
三楽があいていない(週末は市や買取で忙しいのか、あいていないことが多いんだっけ)ので、ちょっと残念だったけれど、平野書店の店内をグルグルしているうちに嬉しくなってくる。学生のときは、平野、早稲田にしては高いと思ったけれど、相場よりずっと安い*3し、パラフィンがかかっているのもいい。棚をみているだけで勉強になる。
それから、早稲田方面へ引き返し、古書現世へ。
入ってすぐの棚、「えっ、これが100円! 欲しい本がありすぎて困るよ!えりごのみしなきゃ」と思ってパラパラやっていると、100円均一棚が「1000円以下の本」コーナーになっていることに気づく(それでも十分安い)。


閉店時間になってから、向井さんと和民へ。
終電までプロレスの話、雑誌の話などアレコレ話す。
「プロレス者」でも、プロレスファンでもない私でも、向井さんのプロレス話は、とても楽しい。プロレス(プロレス週刊誌)って、「文学」よりも「文学」だった*4し、「ウェブ2.0*5を先取りしていたんだ。向井さんのおかげで、いままであまり好きではなかった政治家経験のある有名レスラーに興味がわいてくる((日本で初めてタバスコ輸入した人でも、元高校の国語教師でもないよ)。
商売人であること、魂こそ売らないけれど、ショーバイにしなきゃということを再認識する。
終電まで(長々とありがとうございました)。

*1:ネタ探し&気晴らし

*2:と思っていたら、きょうはちょっと……。講談社の元編集者へのインタビュー本が見当たらなかった。「本の雑誌」で坪内さんが取り上げたからだろうか。この本、ここでしか、見かけなかったのに

*3:相場といっても、神保町価格と中央線沿線価格しか最近は見ていない。中央線沿線のささま書店を除いて、全般的に高めなので、最近、東京堂ふくろう店の坪内棚の古本=定価の7掛け売りが安く感じるようになってきた。

*4:らしい。リアルタイムでは知らない。神保町のブンケンロックサイドではない雑誌を扱っている古本屋で、「週刊プロレス」を買いたくなってくる。

*5:早くも死語?