今年の大晦日は、おとなしく過ごすことに。
電車に乗って、北上。きょうのお供本は、スタンダール(野崎歓訳)『赤と黒(上)』光文社古典新訳文庫。最初はちょっとダルいかなと思ったが、この世界に慣れてくると、とっても面白い。
来年は、いままで不勉強だった方面に力を入れていこう*1と思いたち、ある地方都市の中規模書店をハシゴ。こりゃあ酷いねぇ……。単行本だって文庫本だって刊行から3ヵ月以上経ったものは、ほとんどないんだもの。いや、仕入れた形跡すら、ほとんどない。数年前までは、講談社文芸文庫ちくま文庫も結構揃えていたのに*2
でも、これって本屋が不勉強っていうよりも、アレだろう。
大手ナショナルチェーンの地方都市への進出が相次いだことにより、ちょっと前までは大書店といわれたクラスのあまり経営規模の大きくない書店には、本が入ってこなくなったのではない? 雑誌の冊数も少なかった(種類は結構あったものの、1誌ごと部数が多くない)し、何だかねぇ……。
お口直しに、同じ町にある古本屋へ。いつ行っても、いい店だと思う。数冊購入。

*1:まっ、毎年思っているんですが。。。

*2:そうそう、ジュンク堂池袋本店は、その手の文庫の森閑として流通しているものはすべて並べていることを誇っていたけれど、いまはどうなんだろう? 昨年ありから在庫なしが多くなったように思うのは気のせいか