今年も、ありがとうございました。

今年一年、みなさま、ありがとうございました。
公私ともども、いろいろとありました。
とりわけ、「週刊現代」でリレー書評の連載を始めことが、ひとつの転機でした。
原武史さん、桜庭一樹さん、山之口洋さんという素晴らしい連載陣*1のひとりに加えていただいたことは、モノ書きとして非常に幸せでした(と過去形で書きましたが、いまでもそう思っています)。
また、読者の皆様、ありがとうございました。私のつたない文章を毎回読んでいただいたうえに、その感想を伝えてくれたことは大いに励みになりました。
あっ、連載は、2008年の夏ぐらいまで続きますよ。それに、2008年2月ぐらいからは他の雑誌でも連載を始める予定です。って、なんか宣伝めいてヤだな。
今年も、本や雑誌、活字のこれからに対して、悲観的な話題が数多くありました。が、私は出版の将来について、あまり悲観的に考えていません。現に、人、本、雑誌などいくつもの幸せな出会いをしました。が、それは、もしかすると、私が「幸福なる少数者」ゆえかもしれませんが。……って、なれない文体で書くもんじゃないね。ああ、言いたいことはもっとあったけれど、とりあえず、きょうはこの辺で。
来年も引き続き、よろしくお願いします。

*1:『滝山コミューン1974』、『私の男』、『天平冥所図絵』と2007年にそのジャンル(の垣根をとっぱらっても)最高の本を著わしている。これだけ豪華な連載陣は、あまりない。