新宿書店彷徨

退勤前に、ケータイではてなアンテナをチェック。すると、「空想書店 書肆紅屋」に、新宿ルミネのブックファーストで『佐藤泰志作品集』(クレイン)が平積みにされていたとあるのを発見。これ、岡崎武志さんのブログでこの本の存在を知ってから気にしていたのだった。けれど、この前、神保町へ行ったとき、見つけられなかったのだ*1
ブックファースト新宿ルミネ2へ。ブックファースト、新宿に2店あるけれど、どちらかというとルミネ2の方が好き。ここの棚、選書のセンスといい、置き方といい、若者向きだと感じるから*2。それに比べて、ルミネ1の方はちょっと違う。ルミネ1、棚によって差が激しすぎる気がする。もうちょっと文庫新書が充実してくれるといいのだけれど。まぁそんなに広くないから、仕方ないといえば仕方ない。

小説誌*3を何誌か立ち読み。おおっ、私はなんて恵まれているんだろうか、とまたしても思う。
「男性作家」コーナーを探すも、見つからず。白夜書房からでた「みうらじゅんマガジン2」に惹かれるも、きょうのところはちょっとなぁ……。コンピュータ端末で検索しても、「在庫なし」*4
あっ、文芸書(特に「シブい本」)は、ルミネ1の方が充実してたんだっけと思いだし、ルミネ1へ。
すると、あった。いままで気づかなかったけれど、きちんとカラーが分かれてたんだね、ブックファースト。これからは、きちんとヒイキにさせていただきます。
でも、もう1冊探していた目黒考二本はなかった(本に関する本は、担当者の好みが出過ぎのような気が……)。仕方なく閉店直前の紀伊国屋新宿本店に駆け込む。
その後、電車にのって、じもとの駅まで。駅前の居酒屋で呑む。実にうまし。『だからどうしたというわけではないが。』を読了したのち、帰宅。

*1:最近、神保町の書店と相性があまりよくない。事前に買いたいとわかっている本と出会うことが少ない。ただ、今回は、私が見落としていたのかもしれない。もし、そうだったら、ごめんなさい。

*2:えのきどいちろう『サッカー茶柱観測所』を目立つように置いていた。ふだん、スポーツ本、とくにサッカー本は見逃しがちだから、こういう感じにおいてくれると、非常にありがたい。あっ、そのカラミでいうと、丸の内オアゾにある丸善もいい。でも、ここはちょっと広すぎて、なかなかね

*3:もはや「中間小説誌」とはいわないんだろうね。「中間小説」という名称はともかく、このジャンルがふたたび盛り上がってくると、いいんだけどね。うまく表現できないから、その理由は書かないじゃなかった書けないけどさ

*4:ブックファーストの検索端末、都内にある書店の中でも、使い勝手は随一だと思った。「あいまい検索」ってのが、あるんですよ(きちんと打ち込んでも検索できない三省堂の端末に、ツメのアカでも煎じて飲ませたい)。コレ、ルミネ1とルミネ2の在庫を同時検索できれば、さらに素晴らしい