なんだかなぁ、

出社前に、書店に立ち寄る。

WiLL (マンスリーウィル) 2006年 11月号 [雑誌]

WiLL (マンスリーウィル) 2006年 11月号 [雑誌]

ku:nel (クウネル) 2006年 11月号 [雑誌]

ku:nel (クウネル) 2006年 11月号 [雑誌]

ENGINE (エンジン) 2006年 11月号 [雑誌]

ENGINE (エンジン) 2006年 11月号 [雑誌]

邪魅の雫 (講談社ノベルス)

邪魅の雫 (講談社ノベルス)

京極夏彦本を買ったら、レジで『講談社ノベルス 京極夏彦全作品解説書(平成十八年度版)』をもらう。
しっちゃかめちゃか、である。まぁいまに始まったことではないけれども。


そして喫茶店に寄る。
各雑誌をパラパラと。


「ENGINE」。創刊6周年にして「ENGINE」は、新潮社の雑誌とは思えない、ゴージャスなライフスタイル誌になりつつある(「唐沢寿明ダンヒルを着る」なんて、他社でもなかなか出来ない企画だろう)。ただ惜しむらくは、コラムが少ないこと。鈴木正文が編集長をつとめていた頃の「NAVI」くらいコラムが充実していれば、毎号欠かさず買うのだが。
「03」もこういうふうにしていれば、廃刊にならずに済んだのにね。


「WiLL」。先月、晩鮭亭さんが書いていたけれど、巻頭コラム「天地無用」の執筆者が変わったのではないか。少なくとも、谷沢永一っぽさは感じない。だとしたら、いまの執筆者は、徳岡孝夫か堤尭あたりだろうか。
江川紹子「麻原死刑確定がなぜ『司法の崩壊』なのか」……この雑誌、一体いつ校了なんだろう? まるで週刊誌並みだ。
書評欄に掲載されている本は『〝戦場〟における小失敗の研究』を除く6冊すべて既に購入済み&読了。これくらい馬が合う書評欄は、「WiLL」以外他にない。


「ku:nel」。マガジンハウスは、こういうライフスタイルを提唱する雑誌づくりが上手。ただ、ちょっと気になるのは、広告とのミスマッチ感(「子どもにやさしい。」という広告企画、auやレゴなどのタイアップ記事)。この雑誌「サライ」や「ラピタ」など小学館の雑誌がやっているように通販をやれば、そこそこ売れるだろう。でも、そういうことをやったら、この雑誌が台無しになってしまう。広告代理店の餌食にならないことを祈る。