セブン&Iから 5月発売の新刊

2006年05月08日発売
仲正昌樹『「分かりやすさ」の罠 アイロニカルな批評宣言』ちくま新書  予定価格 756円(税込)
■「分かりやすさ」という名の思考停止に陥った現代日本。シロかクロかという二項対立図式が、かくも蔓延しているのはなぜか。「批評」の可能性を問う渾身の一冊。

この紹介文は、かなり「分かりやすい」が…

2006年05月08日発売
網野善彦『日本中世に何が起きたか 都市と宗教と「資本主義」』洋泉社新書Modern Classics 1,575円(税込)
■「網野史学」の長年の課題に挑戦した秀作の復刊! 『蒙古襲来』『無縁・公界・楽』『日本中世の非農業民と天皇』等々と話題作を次々と世に送り出してきた網野がその研究の過程で見てきたのは「無縁」の極致にある貨幣の存在、「神」へ捧げる利子といった「資本主義」の源流とも言うべき世界だった。経済活動と宗教者とのかかわりを解明し、中世社会の輪郭を鮮明に描いた秀作。

洋泉社新書が「modern classics」というシリーズをはじめるとは

2006年5月上旬発売
中野翠自選ベストコラム集(仮)』毎日新聞社 1,680円(税込)
■85年以来『サンデー毎日』での連載がつづく人気コラムの中から、今だからこそ気になる話題を著者自信が厳選しておくるベストコラム集。

はやくでて欲しいな。

2006年5月下旬発売
著者/訳者名 フェルディナント・ヤマグチ/文 渡辺和博/イラスト
『ちょいモテvsちょいキモ』文藝春秋 1,365円(税込)
■「ちょいモテ」男と「ちょいキモ」男とは何か?IT、外資系金融、建築士といった業界別に、イラストと文章により面白く徹底的に分析

マル金、マルびでお馴染みの、『金魂巻』の現代版かな

2005年5月下旬』
荒井一博『信頼と自由』勁草書房
■「信頼」の崩壊はなぜ起きたのか。それは現代人の精神に浸透した新古典派経済学的な思考による自由の肥大化と表裏一体の関係にある。

「現代人の精神に浸透した新古典派経済学的な思考」といわれると、ホンマかいな?とつっこみたくなるが、マジメな本なのでしょう。

2006年5月1日
池田清彦『ちょっとの努力で天才児・秀才児をつくる』講談社 1470円

うさんくさいタイトルだが、著者があの池田清彦だとなると、ちょっと読みたい

2006年5月上旬
瀬尾まいこ『強運の持ち主』文藝春秋 1365円
■ルイーズ吉田は売れっ子占い師。いろんな悩みを抱えた人々が相談にくる。ある日訪れた学生の武田君は物事の終末が見えるという。

瀬尾まいこ本屋大賞とってもおかしくないはずなのにねぇ……。

2006年5月9日発売
中山康樹『大人のジャズ再入門』朝日新聞社 1260円
■誰でも聞いたことのあるマイルス・デイビスを中心に、各アーティストの動き、交流を元に1958年「マイルストーンズ」から70年「ライヴ・イヴィル」まで、約80枚の名盤の軌跡を編年でたどると、アルバム誕生の必然性が見えてくる。自分の聞いている次に連なるアルバムはなにで、どうしてそれが誕生したのか。交錯するアーティストたちの動きを線でつないで読み解く。新しい大人のためのジャズの読み方・聴き方ガイド。

何冊出るんだ、中山康樹のジャズ入門本。。。

著者/訳者名 サダム・フセイン/著 平田伊都子/訳
『悪魔のダンス』
サダム・フセインアメリカのイラク攻撃直前に書き上げていた小説。ヨルダンで刊行されるや、たちまち発禁になった問題の書。

いまさら刊行されても、売れ……

2006年5月9日発売
中原昌也『KKKベストセラー』朝日新聞社 1890円
■なぜ小説を書いてまで、自分の恥を晒さなければならないのか。小説家であることの含羞と苦痛を訴えつづける著者の魂の叫び。ネタなのか?マジなのか?私小説の王道か?それとも現代文学の極北なのか?そして、これが最後の小説となってしまうのか!? CD付き。

なんで内容紹介が疑問文ばかりなのか?