酔っ払いの戯れ言

大学時代の親友(彼は社会人)と高田馬場で飲む。日曜の早稲田は古本屋も大学図書館もお休みでつまらない(芳林堂が休みだと、さらにつまらない)。
その前に芳林堂で

暴力団関連の棚で発見。「古書現世店番日記」で存在を知ってから気になっていたので購入(中身は期待せず)。
失楽園の向こう側 (小学館文庫)

失楽園の向こう側 (小学館文庫)

偶然、小6のときに『花咲く乙女のキンピラゴボウ』(上下、河出文庫)を古本屋で買ってから(なんで買ったのか自分でもわからない。少女マンガに興味がなかったし、橋本治のことも知らなかった。河出文庫をはじめてみたからら「コレ、レアもんかも」と思って買ったっぽい)、私は橋本治チルドレン。
「超」文章法 (中公新書)

「超」文章法 (中公新書)

仕事対策。
図解 IT・ネット業界地図が一目でわかる本〈2006年版〉 (知的生きかた文庫)

図解 IT・ネット業界地図が一目でわかる本〈2006年版〉 (知的生きかた文庫)

こういうのも読んでおかないと。
新しい高校地学の教科書―現代人のための高校理科 (ブルーバックス)

新しい高校地学の教科書―現代人のための高校理科 (ブルーバックス)

こういう知識も知っておかないと、いけないですねと思って。


友人は、

ファシズム (岩波現代文庫)

ファシズム (岩波現代文庫)

を買っていた。ありがたい(出版界はこういう読者を大事にしなきゃいけないのに、してるのかな?)。


その後、「鳥やす」「わたみん家」で飲む。自分が何言ってるかわからなくなるくらいまで、飲む。
自分のダメさ加減を、あらためて自覚する。
また、あらためて出会いの重要性を認識する。

「大学に通う」意義は、一見無意味だと感じられる時間を過ごすことにしかないと私は思う。喫茶店や大学構内で友人知人と語らったり、(わけわからなくなるまで)酒飲んだり、バイトしたり、デートしたり、いろんな街をぶらぶらしたり、教授など人生の先輩たちと語らったり……そういうところにしか大学の意義はない。講義なんてどうでもいい(中には素晴らしい講義があるけれども)。
無駄にに時間を過ごす、こういう時間を贅沢に味わえることこそが学生の特権だと思う。


学生時代にあの人(複数)と出会わなかったら、あのゼミに入らなかったら、早稲田の古本屋街がなかったら、あの本や雑誌たちと出会わなかったら……。
皆さんに「ありがとうございました」と言いたいけれど、言い出すとキリがないし、シャイなので直接言えないから、この場を借りて、礼を言いたい。
ちゃんと仕事で結果出しますから、借りを返しますから、それで許してください。