気まぐれ神保町紀行

大学図書館に行って、ここ最近の新聞記事のコピー(朝日新聞朝刊学芸面の「生き残れるか」とかなんとかという書店についての記事など)をとったり、調べ物をしたりしたあと、神保町へ行こうと思っていたのだが、目が覚めたのが昼の12時。5時から予定が入っていたため、図書館行きはあきらめ、神保町へ行くことに。

まず、天麩羅のいもやでてんぷら定食を食し、日本特価書籍へ。

「週刊新潮」が報じたスキャンダル戦後史

「週刊新潮」が報じたスキャンダル戦後史

昭和の墓碑銘 (新潮新書)

昭和の墓碑銘 (新潮新書)

週刊新潮の名物連載(だった)「CLUB」の完全版とかも出して欲しいねぇ。
「あたりまえ」を疑う社会学 質的調査のセンス (光文社新書)

「あたりまえ」を疑う社会学 質的調査のセンス (光文社新書)

光文社新書は、数土直紀『自由という服従』など社会学モノを出している。こういう本、社会学にちょびっと興味はあってもお勉強する気のない人間にはありがたい(新書本で“エスノメソドロジー”とか取り扱うなんて意外)。

岩波ブックセンター信山社で、

今夜も落語で眠りたい (文春新書)

今夜も落語で眠りたい (文春新書)

中野翠初の新書本。新書ブーム(&落語ブーム)ゆえにこういう本が出るということは嬉しい。
新・歩いて見よう東京 (岩波ジュニア新書)

新・歩いて見よう東京 (岩波ジュニア新書)

十字屋書店で『サイゾー』3月号。

書泉グランデ

日本政治思想史―「自由」の観念を軸にして (放送大学教材)

日本政治思想史―「自由」の観念を軸にして (放送大学教材)

ジュンク堂にも三省堂にも紀伊国屋新宿本店にもなかったので、「注文するしかないかもしれない」と思っていた。が、書泉の前を通ったときに「ここはネットで注文できる本屋じゃないし、書泉って(あまり読書人や仕事として読書する人間には)イメージがそれほどじゃないから、ここならあるかもしれない」と思い、入ってみると、やはりあった。坪内祐三がどこかで書いていたけれど、グランデの入り口の軍艦(というべきなのかな、あれは)は最近よくなっている。芳林堂書店高田馬場店のように素晴らしい。

東京堂

バカでもわかる思想入門

バカでもわかる思想入門

気まぐれ古書店紀行

気まぐれ古書店紀行

どこにサインが書かれているのかわからなかった……。三島由紀夫深沢七郎などもあったけれど、坂口安吾のものを購入。


リニューアル後の三省堂にはじめて入店。
いやいや、どうしちゃったのだろう。2階の文庫コーナー、悪い意味でのいまどきの書店っぽくなってる。地方のロードサイドにある書店のように、ベストセラーを平積みで「これ売りまくりまっせ!」という感じで『模倣犯』やらなんやらがドンと置かれている。うぅむ。いまどきの書店は「自遊空間」だけでいいよ。本店のほうではやらないでくれ、と心の中で唱えつつ、退散。

その後、朝まで飲む。