河出書房新社 12月刊行予定の本

12月6日発売予定
近代ナリコ『本と女の子 おもいでの1960―70年代』定価1,680円(本体1,600円)
サンリオの本、雑誌『私の部屋』、『新婦人』――女性であるからこそ愛着を感じ、大切に思えるような1960〜70年代の「女の子図書」をご紹介。宇野亜喜良寺山修司澁澤龍彦内藤ルネ水森亜土等の世界、必見!!

宮本常一『辺境を歩いた人々』定価1,890円
江戸時代から明治時代にかけて、積極的に日本の辺境を歩き、風俗地誌を研究した民俗学の先駆者のような四人――近藤富蔵・松浦武四郎菅江真澄・笹森儀助――の事跡をわかりやすく紹介・追体験する。待望久しい復刊。

河出文庫 12月6日発売予定
三島由紀夫『サド侯爵夫人/朱雀家の滅亡』定価756円
“サド侯爵は私だ!”――獄中の夫サドを20年待ち続けたルネ夫人の愛の思念とサドをめぐる6人の女の苛烈な対立から、不在の侯爵の人間像を明確に描き出し、戦後戯曲の最大傑作と称される代表作とその他一篇。
澁澤龍彦:責任編集『血と薔薇コレクション 3』定価1,260円
エロティシズムと残酷の飽くなき追求の果て、浮かび上がる「愛の思想」。愛の本質とは何か。篠山紀信田村隆一巖谷國士中田耕治野坂昭如など、豪華布陣による幻の雑誌の文庫化最終巻、ここに完結!

12月16日発売予定
草森紳一四方田犬彦『アトムと寅さん 壮大な夢の正体』 定価1,680円
日本人に愛されてやまない戦後のふたりのスーパーヒーローの魅力と、なぜ私たちが彼らを愛してやまないかを、ポップカルチャー批評家ふたりが楽しく深く分析する。欠損をかかえた魂の放浪者の優しい正義感に、激しく感情移入しよう。


12月19日発売予定
有須和也『黒田清 記者魂は死なず』定価1,995円
黒田軍団をひきいて庶民の側にたった社会部記者として闘い抜き、ナベツネ体制と真向からぶつかった魂のジャーナリスト黒田清。その誕生から死までの波乱にみちた軌跡を厖大な取材と証言によってたどる渾身にして唯一の伝記。