12月の新刊

谷沢永一『紙つぶて 完全版』、12月1日付ジュンク堂書店日記で触れられているが、文春のホームページによれば4日発売らしい。
ただ12月1日発売の「諸君!」1月号の自社広告欄では「5日発売」、税込価格「5250円」と出ている。

4日は日曜…土日は取次仕事しないから…、三省堂書店神田本店や東京堂ジュンク堂書店池袋店では3日、早ければ2日夕方から並べられるかも。
ああ、5日まで待てない。

また、「諸君!」の古本蟲さんの連載、今回は神保町の古本祭り。

日外アソシエーツ編 『世界文学全集/個人全集・作家名綜覧 第III期』
紀伊國屋書店 12月20日 31,500円
国内で1998〜2004年に刊行された海外文学全集・個人全集172種の作家名索引。1,155件の作家名から検索することができる。

前田愛『闇なる明治を求めて』
みすず書房 12月中旬 3,990円
八犬伝』から一葉、鏡花、荷風そして山田風太郎まで。縦横無尽、偉大な国文学者の「語り」遺産。井上ひさしほかと対談。『都市と文学(2)』同時刊。

橋本治『双調平家物語ノート 権力の日本人』
講談社 12月5日 1,890円
平家物語」は現代的な人ばかり。支配者、皇位継承、女帝の存在。すべてが現代につながっていく。詳細な系図と年表付きの歴史随筆。

洋泉社新書y 12/7発売
『ああ、顔文不一致』 勢古浩爾 本体780円  
残念ながら、中身よりも顔で判断してしまう人間のさもしい性質を、おもしろおかしく考察する。

中村うさぎ『美人とは何か? 美意識過剰スパイラル』
文芸社 12月上旬 1,260円
文芸社HPで好評連載の「美人とは何か?」がいよいよ単行本化。中村うさぎによる初の本格的美人論。悩める子羊たちに贈る福音書

光文社新書 12月13日発売
長山靖生『不勉強が身にしみる』735円
勉強をしている割に賢くなったような気がしない。全世代を巻き込むお勉強の実態を見直し、本当に大人になるための勉強を考える。

京須偕充古典落語 一世一代の名演』735円
古典落語CDの名盤』の第2弾である本書では、志ん生志ん朝文楽らの名演の中から、よりクオリティーの高いCDを収録。

集英社新書 12月16日発売
米原万里『必笑小咄のテクニック』714円
世間全般の笑いの法則を追究・分類し、豊富な例をあげて解説。短くて人を笑わせる話の創り方を覚えて、窮地に立ったときこそ笑いで逆転。

講談社新書12月20日発売
大庭健『責任とはなにか』756円
責任という概念は暖味かつ多層的。その成立条件から国家・国民としての責任までを、日本を覆う「構造的無責任」の源泉を明かす。