新潮社 10月の新刊案内

永江朗『話を聞く技術!』18日発売/1365円/46判/ソフトカバー/224頁
聞き上手なくして、話し上手なし! 黒柳徹子田原総一朗ジョン・カビラなど、「話を聞く達人」10人が教える、「聞く技術」。話を引き出し、コミュニケーションを円滑にするための工夫がいっぱい。

これは、花田凱紀時代の「編集会議」の連載をまとめたものかな

沙柚 『憤青―中国の若者たちの本音―』18日発売/1470円/46判変型/ハードカバー/224頁
北京は感情の坩堝だった。人々は日本を罵った。共産党を呪った。不公平を訴えた――反日でも、親日でもない一人の中国人女性作家が、北京の路上で採取した庶民の生の声。迫真のルポルタージュ

下川裕治香田証生さんはなぜ殺されたのか 』18日発売/1470円/46判/ハードカバー/216頁
なぜイラクに向かったのか? 自業自得の死だったのか? ニュージーランドイスラエル、ヨルダン……殺されたフリーター青年の足跡を辿りながら、いまの日本の若者たちがおかれた状況を探る。

重松清『きみの友だち』21日発売/1680円/46判変型/ハードカバー/320頁
嬉しいこと、つらいこと、切ないことがいっぱいあったから、「友だち」の意味、やっとわかった――衝突や痛みや喪失を乗りこえ、少女たち、少年たちはやがて……。心を揺さぶる感涙の長編小説!

高村薫『新リア王(上・下)』27日発売/各1995円/46判変型/ハードカバー/上480頁・下408頁
父と子。その間に立ちはだかる壁はかくも険しいものなのか……。日本近代の失敗を象徴する永田町と青森を舞台に、政治一家・福澤王国の造反劇が密かに進行する。壮大な長編政治小説の誕生!

長部日出雄『天才監督 木下惠介』31日発売/2100円/46判変型/ハードカバー/512頁
クロサワ、ミゾグチ、オヅの後、世界が発見するのはキノシタだ! 『二十四の瞳』『喜びも悲しみも幾歳月』……斬新な映像で日本映画界に革命を起こした天才監督の謎多き素顔と作品に迫る傑作評伝。

小林信彦東京少年』31日発売/1680円/46判/ハードカバー/320頁
昭和十九年七月、少年に突然突きつけられた〈疎開〉という名のもう一つの戦争。山奥の寺への学童疎開、そして雪国への再疎開……。少年期を敗戦前後に過ごした小林信彦が描く「波」連載。自伝的作品。