ジュンク堂書店の新刊予告から

荒川洋治『世に出ないことば』みすず書房 2625円(税込) 9月下旬
◆この2年間に書いたエッセイから66編を選び収録。「銀の道を行く」ほか、文学、旅、人生、小物・・・、待望の散文集。

海野弘『陰謀のモダン日本』平凡社 2100円(税込) 9月14日
◆日本近代史「満州」から「大東亜共栄圏」にいたる10のセオリーを陰謀史観として読み直す。それらはあやしげな面白さに満ちている。

都筑道夫著、日下三蔵編『蜃気楼博士本の雑誌社 2310円(税込) 9月14日
◆ファン待望、そして本格ミステリの古典「蜃気楼博士」がついに再編集で復刊。

柳田泉著、谷川恵一他『校訂随筆 明治文学(2)文学篇・人物篇』平凡社 3150円(税込) 9月14日
◆明治の文学・文化研究の先駆者・柳田泉の精髄。第2巻は、翻訳文学・大衆文学の初期展開や、露伴などの人物伝など。

新堂冬樹『誰よりもつよく抱きしめて』光文社 1890円(税込) 9月20日
◆月菜は結婚7年目。夫は絵本作家の良城は極度の潔癖症に悩んでいて、夫婦のふれあいは絶えてなかった。それでも2人は愛しあっていたはずなのに。