小川町、恵比寿

小川町パルクのイベント「パルカフェ」に途中から参加。
ホストは森山裕之さん、今回のゲストは評論家の川端幹人さん。そして「肖像権、プライバシー権から考える出版の自由、そして、出版の未来」がテーマとくれば、行かないわけにはいかない。
前半は、「噂の真相」をはじめ雑誌の話、週刊誌がスクープを飛ばしても売上に直結しないという昨今のスキャンダル離れなどについて。
休憩に入ってから、「オルタ」1995年特集号を購入。
後半は、オバタカズユキさんや斉藤哲也http://saitoshokai.seesaa.net/)さんなど客席にいた方も参加。森山さんから話を振られるも、アレコレ考えてうまく答えられなかった*1
二次会にも参加。それから恵比寿での三次会にも。

*1:まぁいまに始まったことではないのだが

ネットと雑誌と

パルカフェのとき、考えていたことを徒然に書くと…
ネットと雑誌って意外と親和性が高いように思う。どちらでもショーバイとして継続していく上で重要なのは、ユーザーに習慣性を持たせること。
「ついつい読んでしまう」「読まずにいられない」読者を確保しなくては、ショーバイにならない。
私が日常的にネットを使うようになったのは、つい5年くらい前だから、それ以前のことはよく知らない。その頃までは「ヤフー」と「2ちゃんねる」がネットみたいな感じで、読むに耐えるものがなかったのではないか*1
検索性(情報の信頼性はさておいて)や速報性、匿名性がネットの売りで、いわば雑誌や本の世界の対極にあると思われていた。それがブログの登場以降、ちょっとずつ変わっていった。
で、「コンテンツ」が充実しているところには、それなりに客が来る。
つまり、ショーバイになる。読者からや広告主から木戸銭を貰える。
ショーバイになる読み物をつくるというノウハウが出版社にはあるから、出版には将来があると私は思っている。

ただ、危惧がないわけでも、ない。
オーマイニュース」というサイトがいつのまにか、ライフスタイル提案型のサイトになったように、ニュースはショーバイにならない。週刊誌がスクープを飛ばしても売上につながらないように、スキャンダルとかニュースはショーバイにならなくなってきている。じゃあ、誰がジャーナリズムを担っていくの?

*1:その前の状態をよく知らないんで、わからない