気になる本

『文学報国会の時代』吉野孝雄河出書房新社 2月15日 税込価格:2,100円 ISBN:9784309018577
戦中、大政翼賛会の一翼を担い、総勢3,000人という当時の殆どの作家が会員になった「日本文学報国会」の内実を克明に描いた衝撃の書。

『崩壊ホームレス(仮) ある崖っぷちの人生』アレキサンダー・マスターズ著/清野栄一訳 河出書房新社 2月25日 税込価格:1,680円 ISBN:9784309204871
パンクスで、筋ジストロフィー、元囚人でジャンキー。強烈だが愛すべきホームレスの生涯を逆向きにたどるノンフィクション。

『存在の耐えられない軽さ』ミランクンデラ著/西永良成訳 河出書房新社 2月8日 税込価格:2,520円 ISBN:9784309709437
プラハの春」の後を襲った大弾圧の時代を背景に、4人の男女が織りなす愛と受難に満ちた究極の恋愛小説。仏語版からの新訳決定版。

『俺の旅 518日ニッポン縦断強制放浪』和田虫象 鉄人社2月5日 税込価格:1,365円 ISBN:9784990073046
26歳の著者が北海道から沖縄まで日本を縦断、旅先での人々との触れ合い、恋、友情、旅情、ハプニングがギッシリ詰まった青春旅行記

『歴史の文体 小説のすがた』谷川恵一 平凡社2月14日 税込価格:3,780円 ISBN:9784582833874
歴史叙述は半身のごとき漢文と手を切り、総ルビを消した小説は別な読者に別な読みを要求し始める。開化期、言説の秩序の再編成。

新書

『笑いの現場(仮)』ラサール石井角川SSコミュニケーションズ 2月中旬 税込価格:798円 ISBN:9784827550276
ラサール石井が同じ時代を歩んだ現在のお笑い界のトップたちの修行と努力の様子を公開する。

■『女と欲望』内田樹 角川グループパブリッシング 2月8日 税込価格:740円 ISBN:9784047100909
性差を取り払おうともがけばもがくほど、差別が助長される現実。世の中の悪の原因を頑なに男社会に求めたがる独特のフェミニズム論を喝破してゆく。
■『日本教徒 その開祖と現代知識人』イザヤ・ベンダサン著/山本七平角川グループパブリッシング 2月8日 税込価格:760円 ISBN:9784047101227
一見科学的で、その実非科学的な日本人知識人の思想構造。その論理なき思想の背景にある基準を見いだした。
■『ああ、阪神タイガース(仮) 負ける理由、勝つ理由』野村克也 角川グループパブリッシング 2月8日 税込価格:720円 ISBN:9784047101326
知将・野村監督が他球団の阪神タイガースを徹底分析し再生論を提言。前作25万部のベストセラー『巨人軍論』に続く話題作登場。

新潮新書
■『原発・正力・CIA 機密文書で読む昭和裏面史』有馬哲夫 新潮社 2月14日 税込価格:756円 ISBN:9784106102493
正力松太郎読売新聞社主とCIAの奇妙な協力関係から始まった、巨大メディア、政界、産業界を巡る連鎖とは。
■『心理諜報戦』野田敬生  筑摩書房 2月5日 税込価格:756円 ISBN:9784480064110
敵の行動を読み、操り、混乱させる。味方の手の内を隠蔽する。スパイ映画顔負けの心理諜報戦の実際と情報工作の手法を明かす。

文春新書
■『ラブホテル』金益見 文藝春秋 2月20日 税込価格:777円 ISBN:9784166606207
全国300軒以上のラブホテルを訪れ、関係者へディープな突撃取材。生々しい証言で、欲望刺激産業の内側と、ラブホテルの未来を描く。
■『天下之記者 「奇人」山田一郎とその時代』高島俊男 文藝春秋 2月20日 税込価格:1,050円 ISBN:9784166606214
「政治の早稲田」を作ったのに、自ら衆院選に立候補すれば結果は96票。失意のままに全国をさまよった明治の秀才「奇人」ここにあり。

気になる本2

『何も信じられない世界で生き抜く方法』仲正昌樹 大和書房 2月上旬 税込価格:1,575円 ISBN:9784479391708
知識収集・情報検索が知の技法ではない。へそ曲がりの哲学者ナカマサ先生が、本当に自分で考えられる人になる方法を問う。

『学校がアホらしいキミヘ』日垣隆 大和書房 2月下旬 税込価格:1,260円 ISBN:9784479792284
なぜ10代は生きづらいのか。それは考える道筋をもっていないから。テスト、先生、いじめ。学校をめぐる硬直化した常識に挑む。

『ベストセラーだって面白い』岡崎武志 中央公論新社 2月25日 税込価格:1,575円 ISBN:9784120039188
所変われば売れ筋も変わる。昔の話題作と比較する。古本を愛してやまぬ著者が、あえて斬りこむベストセラー批評集。

中央公論」の連載、ついに単行本化!

『娼婦学ノート 戦後物語られた遊女たちの真相』伊藤裕作 データハウス 2月上旬 税込価格:1,785円 ISBN:9784887189621
赤線廃止50周年記念。敗戦直後から現代に至る性風俗の歩みを、娼婦小説を通して浮かび上がらせる。戦後日本の娼婦の実像。

毎日新聞社の本

■『1960年代の東京 路面電車が走る水の都の記憶』池田信 毎日新聞社 2月下旬 税込価格:2,940円 ISBN:9784620606323
都電が走る懐かしい町並みと東洋のベニスと賞賛された水辺の風景。未公開の写真2万数千枚から失われた東京が甦る。
■『JRはなぜ変われたか(仮)』山之内秀一郎毎日新聞社 2月中旬 税込価格:1,785円 ISBN:9784620318325
87年、国鉄から分割民営化された際にJR東日本の副社長だった著者。超お役所体質をどう意識改革し飛躍させたのか。
■『愛すればこそ スクリーンの向こうから』香川京子 毎日新聞社 2月中旬 税込価格:1,890円 ISBN:9784620318578
「19歳で映画界に就職した感じでした」。黒澤明ら名監督との思い出とともに香川京子が語る、女優人生と映画への愛。
■『一九六〇年、青年と拳銃(仮)』片岡義男 毎日新聞社 2月中旬 税込価格:2,415円 ISBN:9784620318592
21歳で早世した日活のスター、赤木圭一郎の主演作「拳銃無頼帳」シリーズを読み解く。戦後日本がもっていた物語の魅力に気づく。

アスペクトの本

■『小林一三小林一三研究室編 アスペクト 1月28日 税込価格:1,365円 ISBN:9784757214453
阪急電鉄を立て直し、宅地分譲・駅ビル・中吊り広告・高校野球を考案し、ビジネスにした「天才起業家」のすべてを徹底研究。
■『ニッポン地下観光ガイド』小島健一栗原亨 アスペクト 1月25日 税込価格:1,575円 ISBN:9784757214255
日本全国にある“見学可能”な地下空間・施設の写真、施設概要、歴史、地下マップなどを紹介する日本初の異世界ガイドブック。
■『ぽち袋 おたのしみ帖』アスペクトアスペクト 1月24日 税込価格:1,470円 ISBN:9784757214378
最近ファンが急増しているぽち袋。おみやげ配りに使ったり、部屋に飾ったりなど、お金を入れるだけじゃない、ぽち袋活用法を案内。