ファッション誌でこんなに興奮したのは、たぶん初めて。

「dankaiパンチ」ブログで、森山さんが「15年振りくらいにファッション誌を買った」と書かれていた「HUge」を、書店で手にとる。たしか最初は季刊だか年2回刊だかでスタートした。そのときから「ハイブランドのめちゃめちゃ高いものばかっかり取り上げやがってコノヤロー。海外雑誌みたいにスカしやがって」と思いつつ、ときどき手にとったことはあるものの、買ったことはなかった。年10回刊行(1月と7月以外の月は発行)で、発売日もよくわからないので、コレといって意識したことはなかった*1
パラパラやっているだけで、結構楽しい。ファッション誌って、キャプション(っていうんでしたっけ? 写真の下の説明文)や本文が手抜いてるんじゃないかと思うことが多いけれど、この雑誌に対しては、そうは感じない。
なるほど、こういうカタチの総合誌も面白い。
アメリカン・トラッド、アメリカン・ワークウエア、ヴィンテージのインテリアにアメリカンフード。アメリカンという言葉を再び耳にする機会が増えてきた。(以下略)>というリードの野村訓市によるサザン・アメリカ紀行が特にイイ(まだ、ちゃんと読んでいないけれど、そういうのは読まなくても、何となく、わかる)。
ああ、こういうカタチの総合誌(≒文芸誌)っていうのも、アリかもしれない。そうか、俺がファッション誌に求めていたのって、単なるバイヤーズガイドじゃなくて、こういうことだったのか。今年は「ヒュージ」のバックナンバーも少しずつ買い揃えていこうっと。

帰宅後、メールをチェックすると、「早稲田古本村通信」コラム号が届いていた。今回から、金子佳代子『気になる「わめぞ」の点と線』と向井透史『早稲田人』の2大新連載開始!まだ読んでない人は、ぜひ購読を(ってこのブログ読んでいる人は、すでに定期購読しているか)→http://www.mag2.com/m/0000106202.html

*1:ただ、あまり売れていなさそうなのに(失礼)、ampmとかミニストップ、ローソンでは置いていたような記憶がある。