「WiLL」3月号

月買おうかどうか迷っているけれど、本郷美則「朝日新聞論説主幹を直撃する!」、花田紀凱による「著者インタビュー 嵐山光三郎昭和出版残侠伝』『よろしく』」が気になって購入。


いやぁ、思ったより今月号読みごたえがあった(ただ、このブログをチェックしている人にはすすめづらいが)。
巻頭コラム「天地無用」。企業の宣伝部冬の時代について書かれた「宣伝」、<我が国が人を奴隷にする精度を国家として持ったことがない(日下公人アメリカに頼らなくても大丈夫な日本へ』)という断定は誤謬である。>という一文からはじめられる「奴隷」、そして「仮名」。その簡にして要を得た筆致は、『紙つぶて』を思わせる。


本郷美則による朝日論説主幹の若宮啓文インタビュー。彼の書いた文章はちょっとアレだけど、しゃべるときはいい人じゃん、若宮啓文朝日新聞、読むところないから購読やめようかと思っていたのに、購読続けたくなっちゃったよ。
堤尭、久保紘之「蒟蒻問答」も絶好調。堤尭が<雑誌の存在理由は、テレビや新聞がかもし出す大勢に異議を唱えることだ>と語っているが、「蒟蒻問答」のような刺激のあるものを読みたいんだよ。そうじゃなきゃね、身銭切ってまで雑誌を買う気にはなれない。
どいつもこいつも、スポンサーやら読者やらの顔色を伺ってばかりいやがって。そういうことばっかりしてるから、どんどん雑誌売れなくなるんよ(←っていう俺は、やはり古いタイプの人間か?)

高田文夫「大衆芸能小僧」、今月は青島幸男について。