気になる本
『文学鶴亀 日本語探偵帖』武藤康史 国書刊行会 12月20日 税込価格：2,310円 ISBN：9784336049919
気鋭の文芸評論家が案内する日本語・日本文学の豊饒な世界。面白い日本語と出会える明治大正昭和の小説を紹介する待望のエッセイ集。
まさに「待望のエッセイ集」。
『孤を超えて 貧と病と学の余録』高沢武司 新宿書房 11月20日 税込価格：1,890円ISBN：9784880083797
社会福祉学の泰斗が大学を退き自由になったいま、｢孤｣と向きあい新たな出口を求める。著者が初めて書き下ろす珠玉のエッセイ集。
新宿書房、蘆原英了『僕の二人のおじさん、藤田嗣治と小山内薫』、田村義也『ゆの字ものがたり』、武田徹『ニッポンの素』、石塚純一『金尾文淵堂をめぐる人びと』、など結構いい本出しているから見逃せない。
『名著誕生(３) トマス・ペインの｢人間の権利｣』クリストファー・ヒッチンス著／中山 元訳 ポプラ社 11月中旬 税込価格：1,680円 ISBN：9784591099490
ペンを武器に世の中を動かした職業革命家トマス・ペインの型破りな生涯を、時代背景、個人的要素を織り交ぜ紹介。
『恋愛小説ふいんき語り』麻野一哉／飯田和敏ほか ポプラ社 11月中旬 税込価格：1,575円 ISBN：9784591100059
女のすなる恋愛小説といふものを、男性ゲーム作家が読んでみた。全20作を無責任に、しかしマジメに分析する。
『映画館ほど素敵な商売はない』神谷雅子 かもがわ出版 12月1日 税込価格：1,260円ISBN：9784780301342
シネコンの攻勢にさらされながら、日本各地で町の映画館がいま元気だ。京都シネマを開館した女性社長の起業体験と映画讃歌。
『法と立法と自由(１) ルールと秩序』F･A･ハイエク著／矢島欽次訳 春秋社 11月下旬税込価格：4,200円 ISBN：9784393621783
ハイエク思想の根幹をなす｢自生的秩序｣を理論的に展開。社会科学の分野を超えて再注目されるべき1冊。
『年間テレビベスト作品 2007年度 第三期 (10)』志賀信夫選者 源流社 11月14日 税込価格：18,900円 ISBN：9784773907070
年度別に1年間に放送された番組の中から、5作品を選んだ、テレビのベスト作品記録台本集。30年にわたる刊行を今年度版にて完結。
これ、レファ本としてどうなのか。
『東京愛情』荒木経惟 ポプラ社 11月中旬 税込価格：1,575円 ISBN：9784591100004
天才・アラーキーがささやかな日常に潜む愛情や幸せを切り取り、手書き文字で文章を添えた、温かなフォト・メッセージブック。
『工作の時代 『子供の科学』で大人になった』小森長生／柏木文吾ほか ＩＮＡＸ出版 12月1日 税込価格：1,575円 ISBN：9784872758429
大正13年刊行の雑誌｢子供の科学｣。少年たちに自分で考え謎を解く喜びを与えてきた、そのユニークな魅力を紹介。
気になる12月刊行予定の文庫
■朝日文庫 12月7日発売
『外国交際 遠い崖（５）アーネスト・サトウ日記抄』萩原延壽 840円
『大政奉還 遠い崖（６）アーネスト・サトウ日記抄』萩原延壽 840円
『池波正太郎エッセイ・シリーズ（２）』池波正太郎 735円
『藤沢周平のツボ』週刊百科編集部 525円
■岩波書店 岩波現代文庫 12月14日発売
『哲学コレクション 経験と場所（２） 上田閑照 1,260円
『空間 〈機能から様相へ〉』原広司 1,260円
『実践 英文解読術』行方昭夫 1,050円
■岩波書店 岩波文庫 12月14日発売
『阿部一族 他二篇』森鴎外 420円
『陸游詩選』一海知義 903円
『ヘリック詩鈔』森亮 735円
『定本 育児の百科（上）』松田道雄 1,050円
■角川書店発行 角川グループパブリッシング発売 角川文庫 12月22日発売
『裸者と裸者（上）孤児部隊の世界永久戦争』打海文三 735円
『裸者と裸者（下）邪悪な許しがたい異端の』打海文三 735円
『ながい旅』大岡昇平 609円
『俺、南進して。』町田康、荒木経惟 567円
『裏方 プロ野球職人列伝』木村公一 580円
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角川文庫は、いったいどこに行きたいのだろう。。。
■河出書房新社 河出文庫 12月4日発売
『私の出会った落語家たち』宇野信夫 756円
『箆棒な人々』竹熊健太郎 903円
『セバスチャン』松浦理英子 651円
■幻冬舎 幻冬舎文庫 12月6日発売
『フリーランスはじめてみましたが・・』きたみりゅうじ 未定
『ニッポンの犯罪１２選』爆笑問題
『趣都の誕生』森川嘉一郎 未定
『ときどき意味もなくずんずん歩く』宮田珠己 未定
- 作者: 宮田珠己
- 出版社/メーカー: 旅行人
- 発売日: 2003/06/01
- メディア: 単行本
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幻冬舎も、ちくま化している。。。
■講談社 講談社文芸文庫 12月10日発売
『黒い裾』幸田文 1,260円
『日本の童話名作選 現代篇』 1,470円
『相撲記』舟橋聖一 1,365円
■講談社 講談社学術文庫 12月10日発売
『「世間体」の構造 社会心理史への試み』井上忠司 未定
『史記の「正統」』平勢隆郎 未定
■講談社 講談社文庫 12月14日発売
『ぼくらの時代＜新装版＞ 』栗本薫 未定
『歌舞伎町と死闘した男 ＜続・新宿歌舞伎町交番＞ 』久保博司
『電波男』本田透 未定
■講談社 講談社＋α文庫 12月20日発売
『北方領土「特命交渉」』鈴木宗男、佐藤優 未定
『日本を喰らい尽くす奴ら ハゲタカ外資の非情の掟』徳本栄一郎 未定
『Ｕ．Ｗ．Ｆ．最強の真実』宮戸優光 未定 20 9784062811675
佐藤優本、文庫化するのがはやすぎないか？
■光文社 古典新訳文庫 12月6日発売
『車輪の下で（仮）』ヘッセ、松永美穂 未定
『赤と黒（下）』スタンダール、野崎歓 未定
■光文社 知恵の森文庫 12月6日発売
『漫画の奥義』手塚治虫、石子順 未定
『乳房とサルトル 関係者以外立ち読み禁止』鹿島茂 未定
■ゴマブックス ゴマ文庫 12月5日発売
『アホでマヌケなアメリカ白人』マイケル・ムーア 730円
『いい感じの世渡り術』高田純次 560円
『エバンスを聴け！』中山康樹 710円
以外と侮れないかもしれないぞ、ゴマ文庫。
■小学館 小学館文庫 12月4日発売
『ミシン』嶽本野ばら 460円
『なぎさの媚薬１ 海の見えるホテル』重松清 460円
『柳家小三治の落語（１） 』柳家小三治 560円
『阿佐田哲也コレクション２ ばいにんぶるーす 阿佐田哲也
■新潮社 新潮文庫 12月21日発売
『彰義隊異聞』森まゆみ 540円
『土の中の子供』中村文則 380円
『トゥルー・ストーリーズ ポール・オースター、柴田元幸 660円
■青春出版社 青春文庫 12月7日発売
『３行レシピでつくる洋食屋ごはん』杵島直美 600円『監察医が見た 死体の涙 上野正彦 550 7 9784413093842
レシピは３行、でもつくるのは。。。
■筑摩書房 ちくま学芸文庫 12月10日発売
『皇居前広場』原武史 998円
『絵画史料で歴史を読む』黒田日出男 1,050円
『存在と無 存在と無（２）現象学的存在論の試み ジャン＝ポール・サルトル、松浪信三郎 1,785円
■筑摩書房 ちくま文庫 12月10日発売
『クリント・イーストウッドアメリカ映画史を再生する男』中条省平 819円
『フランクザッパ・ストリート』野中柊 672円
『生き地獄天国雨宮処凛自伝』雨宮処凛 630円
『落語家論』柳家小三治 760円
『文章読本さん江』斎藤美奈子 819円
『「戦争」に強くなる本入門・アジア太平洋戦争』林信吾 840円
『大政翼賛会前後 杉森久英 924 10 9784480424075
『吉田秀和コレクション１ 私の好きな曲』吉田秀和 1,365円
■中央公論新社 中公文庫 12月20日発売
『西ひがし』金子光晴 840円
■中央公論新社 中公文庫コミック版 12月20日発売
『水木しげる妖怪傑作選（２）ねこ忍 水木しげる、呉智英 720円
■東京創元社 創元推理文庫 12月中旬
『少女には向かない職業 桜庭一樹 651円
これ、私の履歴書シリーズにしては高すぎないか？
■文藝春秋 文春文庫 12月6日発売
『春、バーニーズで』吉田修一 500円
『おめでとう』川上弘美 450円
『死刑長寿』野坂昭如 570円
『マイ・ベスト・ミステリー（６） 日本推理作家協会 800円
『この人に会いたい（６） 阿川佐和子 570円
『文庫本福袋』坪内祐三 760円
『夢を食った男たち「スター誕生」と黄金の７０年代』阿久悠 570円
[rakuten:book:11322756:image:small]
■文藝春秋 文春文庫ＰＬＵＳ 12月6日発売
『朝湯、昼酒、ローカル線カッチャンの○鉄修行 勝谷誠彦 590円
野坂に『文庫本福袋』の文庫化、それに阿久悠の『夢を喰った男たち』の再文庫化。素晴らしい。
